第十一話:ブレードギラー

チャプタ―1

ここは、異次元である。

そこには、荒廃 絶が居た。

「ブレードギラーを探さねば。」

そこへ、幻衝怪「金角」と幻衝怪「銀角」がやって来た。

「その件は、我らにお任せを。」

金角と銀角は、街へ向かった。

チャプタ―2

俺は、署で、フライドポテトを食べながら、ウーロン茶を飲んでいた。

「腹ごしらえ終了。」

そこへ、恭と巳桜がやって来た。

「遺跡。ここの研究所、知ってるか?」

「いや、知らないが、どうかしたのか?」

「ここで、違法な実験がされていたらしいの。」

チャプタ―3

そこへ、モグラがやって来た。

「遺跡。そこへ行けば、お前の過去が理解るかもしれないな。」

「俺の過去? 行ってみるか。」

「パトカーじゃ、行けないぜ。」

「あの、どういう意味だ?」

「月虹線って地下鉄でなら、行けるぜ。」

「破斬 照駅で降りれば、行けるみたいね。」

俺達は、東京駅へ向かった。

チャプタ―4

ここは、大手町の地下十階である。

そこには、絶が居た。

「クククッ。あいつは、人間ではないのか。」

絶は、研究所跡へ向かった。

俺達は、そこへ辿り着いた。

「ここが、ホームか?」

「ああ。もうすぐ、来るぜ。」

「五つ目の駅だ。」

「すぐ、着いちゃいそうね。」

俺達は、月虹線に乗って、破斬 照駅へ向かった。

チャプタ―5

三十分後、俺達は、研究所跡へ辿り着いた。

「ここが、俺の過去について何かが理解る場所なのか?」

「行ってみるか?」

「ああ。心の準備なら出来ている。」

「この上みたいね。」

俺は、扉を開けて、書類を発見した。

「謎の生命体、湖台 遺跡。核酸操作人間第七号。生物兵器として作成。

 幻衝力暴発に成功。破壊の波動に染めようとしたが、失敗。

 魔獣の核酸との融合に成功。試験管システム「キエーレ」を破壊し、逃走。

 足取りつかめず・・・。」

「って、何だ、この書類は?」

「遺跡。これって?」

「どうやら、俺の事らしい。」

「らしいって、どういう事?」

「もうちょっと、調べてみないとな。」

チャプタ―6

絶は、研究所跡の屋上で休んでいた。

「ここに、遺跡の奴が居るのか。」

そこへ、銀角がやって来た。

「遺跡退治は、この銀角が承りました。」

「任せたぞ。」

「ははーっ。ところで、ブレードギラーの件で、お話が。」

「理解ったのか?」

「はい。奴が持っているらしいです。」

「そういう事か。ならば、始末して来い。」

「仰せのままに。」

銀角は、研究所跡の内部へ向かった。

チャプタ―7

俺達は、地下で書類を調べていた。

「遺跡。見つけたわ。」

「見せてくれ。」

「核酸操作人間第七号。屋上で発見。試験管システム「キエーレ」にて、育成。

 再び、試みるが、失敗。システムに異常無し。」

「遺跡。恭が居ないぞ?」

「まさか、幻衝怪がここに?」

そこへ、銀角がやって来た。

「こいつは、返してやる。一人で、屋上まで来い。待っているぞ。」

銀角は、消えるように去って行った。

チャプタ―8

俺達は、屋上へ辿り着いた。

そこには、絶と銀角が居た。

「良く来たな。核酸操作人間第七号。湖台 遺跡。」

「恭と巳桜は、先に戻っててくれ。」

「お前は、どうするんだ?」

「一人で、何とかしてみせるさ。」

「理解ったわ。恭。行くわよ。」

恭と巳桜は、去って行った。

チャプタ―9

「銀角。後は、任せ

「了解。倒して御覧にいれましょう。」

絶は、消えるように去って行った。

「遺跡。大丈夫か?」

「いけるさ。創造神覚醒。」

俺は、真・アーク刑事 激に変身した。

「そこまでだ。」

「な、何者だ?」

「破壊を退治する創造の剣。幻衝怪退治課 真・アーク刑事 激。銀角。お前を逮捕する。」

チャプタ―10

「テンども、やってしまえ。」

銀角は、十体ものテンを召喚した。

「キエーッ。」

「アークキーボード。アークソード。」

俺は、アークキーボードで、テン達を浄化しつつ、次々と斬り裂いていった。

「キエーッ。」

俺は、BATTLEを選択し、入力した。

真・アークブレスの音声:BATTLE

俺は、バトルモードになった。

「バトルモード。」

チャプタ―11

「フハハハーッ。何が、バトルモードだ。融幻衝。邪幻衝。重幻衝。合幻衝。はーっ。」

銀角は、核融合と邪気と重力を同時に想像して術を放った。

「ウワーッ。」

「どうした、核酸操作人間?」

「おりゃーっ。」

俺は、METALを選択し、入力した。

真・アークブレスの音声:メタル

「旋幻衝。アークメタルトルネード。」

「クククッ。バカめ。壁幻衝。」

銀角は、幻衝力の結界を張って、防ぎきった。

「何っ?」

俺は、ULTRAを選択し、入力した。

真・アークブレスの音声:ウルトラ

「拳幻衝。アークスぺシウムナックル。」

「無駄だ。炎幻衝。氷幻衝。雷幻衝。合幻衝。はーっ。」

銀角は、炎と吹雪と雷を同時に想像して術を放った。

俺は、吹っ飛んだ。

「ウワーッ。」

「どうした? 湖台 遺跡。クククッ。」

「バトルモードじゃ、勝てない。どうすれば?」

チャプタ―12

そこへ、モグラがやって来た。

「遺跡。ブレードギラーを出現させるんだ。」

「どうやって?」

「幻衝力を集中させろ。」

俺は、幻衝力を集中させた。

すると、俺は、白い光に包まれて、フルアークフォームになった。

「フルアークフォーム。」

「な、何だとーっ?」

チャプタ―13

「いくぜ、銀角。」

「そんな物、消してくれる。」

銀角は、幻衝力を放った。

「痛くも痒くもないぜ。」

「ば、バカな。」

銀角は、寒気を感じた。

「ブレードギラー。」

俺は、ブレードギラーで銀角を斬りまくった。

「ウワーッ。何だ、その武器は?」

俺は、真・アークブレスのRIDERとRANGERとPRECUREとULTRAとARKとFRIENDを

選択して入力した。

真・アークブレスの音声:ライダー、レンジャー、プリキュア、ウルトラ、アーク。

               フレンドシップアーク。

「アークジャスティスパワービクトリィー。」

俺は、ブレードギラーから、その技を放った。

「ウワーッ。だが、まだだ。全幻衝。」

銀角は、大宇宙を想像して術を放った。

チャプタ―14

「ウワーッ。でも、これくらいなら、勝てる。」

俺は、PRECUREを選択し、入力した。

真・アークブレスの音声:プリキュア

「聖幻衝。アークエレメンタルフレンドリィー。」

俺は、アークキーボードの聖なる音波で、銀角を浄化しつつ、大ダメージを与えた。

「癒されていくーーーっ。し、しまった。」

「任務完了。」

「じ、実に見事であったーっ。」

銀角は、爆発して消え去った。

チャプタ―15

そこへ、絶がやって来た。

「ふっ。銀角も駄目だったか。巨幻衝。」

絶は、銀角を蘇生し巨大化させた。

「グオーッ。」

絶は、消えるように去って行った。

「召幻衝。アークスティラコ。」

「クルルーッ。」

俺は、召喚したアークスティラコに飛び乗った。

「アークモード。」

俺は、アークスティラコを人型に変形させた。

「アークナイト参上。」

チャプタ―16

「喰らえ。はーっ。」

銀角は、幻衝力を放った。

「ウワーッ。」

「遺跡。大丈夫か?」

「ああ。強行突破して、決めるぞ。」

「ごちゃごちゃと。全幻衝。し、しまった。幻衝力が足りない。ひーっ。」

「アークドラフト。」

アークナイトは、アークドラフトを構えた。

「アークインフェルノディザスター。」

アークナイトは、銀角を狙撃した。

「ウワーッ。ぐへっ。」

「アークホーンファング。アークファルシオン。」

アークナイトは、右手にアークっファングを装着し、左手でアークファルシオンを手に取って、

構えた。

「アークダブルドライブ。」

アークナイトは、銀角に拳を決めつつ、横に一刀両断した。

「ギャーッ。」

銀角は、爆発して消え去った。

チャプタ―17

ここは、異次元である。

そこには、絶と金角が居た。

「あの銀角を倒すとは。」

「意外でしたな。」

「まあ、良い。次の作戦なら、ある。」

「絶様。これを。」

金角は、絶に恐魔丸という名の刀を手渡した。

「こ、これは、恐魔丸ではないか。褒めてつかわす。」

「それ程でも、ございません。」

絶は、大声で笑い過ぎて、むせた。

チャプタ―18

ここは、研究所跡である。

「まだ、調べるのか?」

「ああ。もう一つだけだ。」

「日が暮れちまうぞ。」

「終電までは、まだ、大丈夫さ。」

だが、結局、何も無かった。

チャプタ―19

俺達は、東京駅へ辿り着いた。

ホームには、恭と巳桜が居た。

「遺跡。待ってたぜ。」

「さあ、行きましょう。」

「ま、待ってくれ。腹が減った。」

「遺跡。フライドポテトか?」

「ああ。フライドポテトとウーロン茶しか受け付けないぜ。」

「あ、あのね。どういう体内構造をしているのよ?」

「いたって、普通だ。」

「何処が普通だか・・・。」

恭と巳桜は、ピザを俺に勧めたが、俺の口には、あわなかった。

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