第十話:トラベラーの最期

チャプタ―1

ここは、署の最下層である。

俺は、アークトマホークマークⅡを降りてた。

アークトマホークマークⅡは、モグラに戻った。

「これで、揃ったな。」

「いや、ブレードギラーが足りないな。」

「何だ、その「ブレードギラー」ってのは?」

「そのうち、理解るはずさ。」

俺達は、署へ戻った。

チャプタ―2

ここは、異次元である。

そこには、トラベラーが居た。

「くそっ。真・アーク刑事 激め。証を全て入手するとは・・・。」

そこへ、アーク刑事 衝がやって来た。

「このアーク刑事 衝にお任せを。」

「何だと?」

「その必要は無い。」

そう言ったのは、荒廃 絶であった。

「ぜ、絶。き、貴様、どうしてここに?」

「ふっ。来てみれば、このざまか。」

「何だと? もう一度、言ってみろ。」

「そう、熱くなるな。無意味だぞ。」

絶は、ニヤリとした。

チャプタ―3

俺と恭と巳桜は、署に居た。

「遅くなって済まない。」

「それで、どうだった?」

「かわいい女とか居たか?」

「恭。ここで、そういう話は・・・。」

「私も、充分、かわいいけど・・・?」

「ひーっ。」

「待てーっ。」

チャプタ―4

トラベラーは、銀座で、休憩していた。

「クククッ。こうなったら、私が、真・アーク刑事 激を始末するまでだ。」

トラベラーは、十体ものテンを召喚した。

「キエーッ。」

テン達は、勝どきへ向かった。

「これで良し。後は、あいつを待つだけだ。」

チャプタ―5

テン達は、街を破壊し始めた。

「キエーッ。」

「ウワーッ。キャーッ。」

俺は、パトカーでそこへ辿り着いた。

モグラも一緒だが・・・。

「ここで待ってろ。」

「テンぐらいなら、変身しなくても。」

「それもそうだな。」

「気を付けてな。」

俺は、拳や蹴りで、テン達を次々と倒していった。

「おりゃーっ。」

「キエーッ。」

チャプタ―6

そこへ、トラベラーがやって来た。

「吹っ飛べ。」

トラベラーは、異常な幻衝力で、俺を吹き飛ばした。

「何て、パワーだ。ウワーッ。」

俺は、気絶して倒れた。

トラベラーは、モグラを結界に封じ込めた。

「な、何て事をしやがる?」

「お前は、人質だ。遺跡。こいつを助けたかったら、文京区まで来い。フハハハーッ。」

トラベラーは、消えるように去って行った。

チャプタ―7

ここは、署である。

「ここは? 痛ててーっ。」

「遺跡。何があったの?」

「話してくれ。協力出来るか理解らないけどな。」

「トラベラーの奴が、モグラを誘拐しやがった。」

「もしかして、一人で行くつもり?」

「ああ。あいつが居ないとしっくり来ないからな。」

俺は、ソファーから転げ落ちた。

「まずは、腹ごしらえしてからだな。」

「二人とも済まない。」

俺は、フライドポテトを食べつつ、ウーロン茶を二杯くらい飲んだ。

チャプタ―8

ここは、文京区の東京ドームシティーのヒーローショーのステージである。

「あいつなら、来るぜ。」

「大した自信だな。蛇みたいな奴。」

「俺は、モグラだ。」

「モグラか。変な奴だ。まあ良い。貴様も消えるのだからな。」

「どうかな?」

チャプタ―9

俺は、パトカーでそこへ辿り着いた。

「モグラは、ここに居るはず・・・。」

俺は、トラベラーの気配を感じた。

「トラベラーの手から、モグラを救出か。」

俺は、ステージへ向かった。

チャプタ―10

トラベラーは、テン達にチラシを配らせていた。

「クククッ。これで、奴を人間どもの目の前で。」

一時間後、客席は、満席になった。

そして、ショーが始まった。

チャプタ―11

「クククッ。この世界は、メタルヒーローと仮面ライダーとスーパー戦隊とプリキュアと

 ウルトラヒーローとアーク刑事 激の敵、我ら「ジェノサイド」のものとなるのだ。

 フハハハーッ。」

(やっと、言えた。言えたぜ。ヒャッホウ。)

チャプタ―12

そこへ、俺は、辿り着いた。

「トラベラー。そこまでだ。」

「来たか。テンども、人間どもを始末しろ。」

「キエーッ。」

「ウワーッ。キャーッ。」

「させるか。おりゃーっ。」

俺は、拳や蹴りで、テン達を次々と倒していった。

「キエーッ。」

「ほう。これなら、どうだ? 幻衝光線。」

トラベラーは、両手から、幻衝力の光線を放った。

「ウワーッ。創造神覚醒。」

俺は、真・アーク刑事 激に変身した。

チャプタ―13

「そんな事をしても、無駄だ。トラベラートルネード。」

トラベラーは、竜巻に姿を変えて、俺を斬りまくった。

「ウワーッ。」

「止めだ。トラベラーブレス。はーっ。」

トラベラーは、口から、紫色のブレスを吐き出した。

「ウワーッ。くっ。」

「さてと、ここもろとも、吹き飛ばすとするか。」

「負けるな。」

「頑張れーっ。」

「絶対に勝ってーっ。」

「うるさいぞ、人間。トラベラーマジック。」

トラベラーは、全身から、怪音を放ったが、俺は、全身から幻衝力を放って、防いだ。

チャプタ―14

「させるか。トラベラー。俺をなめてるんじゃねえ。バトルモード。」

俺は、BATTLEを選択し、入力した。

俺は、バトルモードになった。

「な、何者だ?」

「破壊を退治する創造の剣。幻衝怪退治課 真・アーク刑事 激。

 トラベラー。お前を逮捕する。」

チャプタ―15

「ふざけるな。トラベラートルネード。」

「いくぜ。トラベラー。」

俺は、METALを選択し、入力した。

真・アークブレスの音声:メタル

「旋幻衝。アークメタルトルネード。」

俺は、竜巻に姿を変えたトラベラーを高速回転して、斬りまくった。

「ウワーッ。こしゃくな。幻衝力ミサイル。」

トラベラーは、幻衝力のミサイルを放った。

俺は、RANGERを選択し、入力した。

真・アークブレスの音声:レンジャー

「狙幻衝。アークブラスター。レンジャーシュート。」

俺は、アークブラスターを放ちまくって、トラベラーのミサイルポッドまで、破壊した。

「ウワーッ。こ、こんなはずでは・・・。」

俺は、PRECUREを選択し、入力した。

真・アークブレスの音声:プリキュア

「聖幻衝。アークエレメンタルフレンドリィー。」

俺は、アークキーボードの聖なる音波で、トラベラーを浄化した。

「ウワーッ。へへへっ。トラベラードライブ。」

俺は、ULTRAを選択し、入力した。

真・アークブレスの音声:ウルトラ

「拳幻衝。アークスぺシウムナックル。」

俺は、トラベラーの拳をかわしつつ、トラベラーに拳を決めた。

「そ、そんなバカな。」

チャプタ―16

俺は、ARKを選択し、入力した。

真・アークブレスの音声:アーク

「アークバルカン。」

俺は、アークバルカンを構えた。

「喰らえ。トラベラーブレス。」

「待ってたぜ。この時を。アークライトニングカタルシス。」

俺は、トラベラーの紫色のブレスを跳ね返した。

「ヌオワーッ。ぐへっ。」

「止めだ。」

「な、何-っ?」

俺は、RIDERを選択し、入力した。

真・アークブレスの音声:ライダー

「脚、幻、衝。はーっ。」

俺は、飛び上がってから、一回転し、フルパワーの蹴りを決めた。

「ト、ト、トラベラーーーっ。」

「任務完了。」

トラベラーは、全身から、火花を散らした。

「お、おのれ、メタルヒーロー、仮面ライダー、スーパー戦隊、プリキュア、ウルトラヒーロー、

そして、アーク刑事 激ーーーっ。」

トラベラーは、大爆発して消え去った。

ちなみに、怪我人は、一人も出なかった。

チャプタ―17

そこへ、絶がやって来た。

「面白い。トラベラーを倒せる者が居たとは。」

「誰だ、お前は?」

「荒廃 絶。ジェノサイドの最高司令官だ。巨幻衝。」

絶は、トラベラーを蘇生し、巨大化させた。

「グオーッ。」

「またな。湖台 遺跡。クククッ。」

絶は、消えるように去って行った。

「召幻衝。アークスティラコ。」

「クルルーッ。」

俺は、召喚したアークスティラコに飛び乗った。

「アークモード。」

俺は、召喚したアークスティラコを人型に変形させた。

「アークナイト参上。」

チャプタ―18

「喰らえ。トラベラーブレス。」

トラベラーは、紫色のブレスを吐き出した。

「こ、この幻衝力は、まずいぞ。」

「かなりの破壊力だ。」

「自爆してでも、貴様達を倒してくれる。」

トラベラーは、幻衝力のミサイルを放った。

「ふ、防ぎきれん。」

「ウワーッ。」

アークナイトは、勢いよく、地面に倒れた。

「クククッ。消えるが良い。トラベラードライブ。」

トラベラーは、アークナイトに拳を決めた。

チャプタ―19

「ウワーッ。っと見せかけて。」

「一気に突き飛ばす。」

アークナイトは、右手に装着したアークホーンファングで、トラベラーを入谷まで、

突き飛ばした。

「ヌオワーッ。」

「遺跡。決めるぞ。」

「アークドラフト。」

アークナイトは、アークドラフトを両手で構えた。

「アークインフェルノディザスターフルパワー。」

アークナイトは、トラベラーを狙撃しまくった。

「ウワーッ。仕方ない。道連れだーーーっ。」

「遺跡。いくぞ。」

「拳幻衝。アークフレアドライブ。」

アークナイトは、トラベラーに拳を決めた。

「もはや、これまでか。」

トラベラーは、爆発して消え去った。

チャプタ―20

俺とモグラは、署で話をしていた。

「一時は、どうなる事かと思ったぞ。」

「済まん。俺の責任だ。申し訳ない。」

「それより、荒廃 絶って何者だ?」

「そいつについては、俺も良く知らない。」

「操作するしかないか。」

俺は、ウーロン茶を飲んで、ほっとした。

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