事件簿3:熱湯の幻衝怪

チャプター1

俺は、パトガーに乗って、海中を巡回していた。

そこへ、幻衝怪の大群がやって来た。

「いくら倒しても、無駄って事か。それなら、逃走するまでだ。」

俺は、どうにか逃げ切った。

「ふっ。何とかなるものだな。」

チャプター2

俺は、署へ辿り着いた。

署には、美佐と雷が居た。

「激。この街は、お前に任せた。」

雷は、数日後、自分の国へ帰国した。

「ねえ、激。却のアジトって、何処か探しておいたわよ。」

「美佐。それは、事実か?」

「うん。キエーレキラーの人達に、却の後をつけてもらったの。」

美佐は、地図を広げた。

「それで、何処ら辺なんだ?」

「それだけは、はっきりしているわ。この建物の上よ。」

それは、東京の上空であった。

「どうやって、入るんだ?」

「パトガーぐらいしか。」

チャプター3

ここは、却のアジトである。

「出でよ、幻衝怪「茶がま」。」

却は、茶がまを召喚した。

「お前の腹で沸かした熱湯で、街を破壊して来い。」

「お任せ下さい。それでは、また。」

茶がまは、消えるように去って行った。

チャプター4

その頃、天衣と烈香は、買い物をしていた。

「ここなら安全ね。」

「それにしても、何で、幻衝怪だらけに?」

「それは、激にも理解らないって。」

「ふーん。でも、激なら。」

「きっと何とかしてくれるはず。」

チャプター5

その頃、俺は、パトガーに乗って、空中から、却のアジトを探していた。

「ここの近くにあるはずだが?」

そこへ、美佐から連絡が入った。

「激。松尾町に幻衝怪が。」

「理解った。今から行く。」

俺は、松尾町へ向かった。

チャプター6

その頃、茶がまは、街を破壊していた。

「水幻衝。音幻衝。合幻衝。クククッ。幻衝シャワー。」

茶がまは、幻衝力のシャワーを放った。

「ウワーッ。キャーッ。」

俺は、そこへ辿り着いた。

「そこまでだ、幻衝怪。」

「き、貴様。この茶がまに何の用だ?」

「創造神覚醒。」

俺は、アーク刑事 激に変身した。

「破壊を斬り裂く創造の剣。幻衝怪退治課 アーク刑事 激。幻衝怪茶がま。お前を逮捕する。」

チャプター7

「捕まってたまるかよ。フヒマ。」

茶がまは、十体ものフヒマを召喚した。

「キエーッ。」

「アークブラスター。シュート。」

俺は、フヒマ達を狙撃した。

「キエーッ。」

「や、やるじゃないか。喰らえ。熱幻衝。」

茶がまは、熱を想像して術を放った。

「ウワーッ。だが、こんなのは、熱いうちに入らないぜ。ビスマルクモード。」

俺は、ビスマルクモードになった。

チャプター8

「氷幻衝。」

俺は、氷を想像して術を放った。

「ウワーッ。さ、寒いじゃねえか。」

「悪い、悪い。アークスプラッシャー。」

俺は、アークスプラッシャーを構えた。

「アークウェイビング。」

俺は、茶がまを狙撃した。

「ギャーッ。仕方ない。巨幻衝。」

チャプター9

茶がまは、自分を巨大化させた。

「グオーッ。」

「召幻衝。アークテリオン。アークモード。」

俺は、召喚したアークテリオンを人型に変形させてから飛び乗った。

「アークフリート見参。」

チャプター10

「いくぜ。水幻衝。音幻衝。合幻衝。幻衝シャワー。」

茶がまは、幻衝力のシャワーを放った。

「ウワーッ。アークフリート。大丈夫か?」

「ああ。でも、あの技を何とかしないと。」

「召幻衝。アークタートル。」

俺は、アークタートルを召喚した。

「任せろ。アークタイダルブリザード。」

アークタートルは、茶がまを氷で包み込んだ。

「ウワーッ。寒くするな。」

「今だ。アークファング。」

アークフリートは、アークファングを装着した。

「拳幻衝。アークセイントドライブ。」

アークフリートは、茶がまに拳を決めた。

「もう、叩けまふぇーん。」

茶がまは、爆発して消え去った。

チャプター11

ここは、却のアジトである。

「茶がまが敗れたか。でも、まあ良い。もうそろそろ、あいつが目覚める頃だ。」

そこへ、テンがやって来た。

「却様。あの御方が目覚めました。」

「ほほう。破壊のアーク刑事か。あいつが遂に目覚めたか。御苦労。」

テンは、消えるように去って行った。

「これからが、本番だ。激。次こそ、お前の最期だ。クククッ。」

却は、笑いながら、夜空を眺めた。

チャプター12

ここは、署である。

「激。私、却の後を追ってみる。」

「止めておけ。却には、近づくな。」

「どうしていけないの?」

「あいつは、人間じゃない。それに、何を企んでいるのか、理解らないんだぞ。」

「激。こっちを見て。睡幻衝。」

美佐は、俺を眠らせた。

「激。御免ね。でも、これで、却のアジトが理解るかもしれないから。」

美佐は、走りながら去って行った。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る