番外編 返ってきた澪 〜地球を…しん、しん、侵略♪ なのだ!〜
「あの澪が返って来た!!!」
「どの澪だよ」
「百戦錬磨、絶対無敵、宿題逃避の澪さんだよ!」
「いや、宿題はちゃんと出せよ」
「とーもかく、澪さんが1日ぶりにてっちゃんの前に姿を現したのです。テンション上げてこー!!」
澪がいなかった昨日が終わり、今日家を出てみると異常なテンションの澪が立っていましたとさ。
「おー!(棒)」
適当に手でも上げて合わせとくか。こういう時の澪はめんどくさいからな。
「時にてっちゃん大佐よ。私達の目的を覚えてるよね?」
「あぁ、うん。白線以外踏まずに学校行くとかか?」
「そんな子供ぽいことじゃないよ!! …まったく、てっちゃんはお子ちゃまだなぁ。地球を侵略することに決まってるじゃない」
「澪、澪、ブーメランって知ってるか?」
「ブタ肉、メンマ、ラーメンの麺を表す言葉じゃないの?」
「露骨にラーメン作ろうとしてんじゃねぇよ!?」
こういうテンションが高い時の澪は、バカになっている傾向が強いが…今日はいつにも増して酷いな。
「はぁ、ちっちっち、私達が計画している「地球侵略計画」はあなた発案の「白線しか踏まずして学校へ今日も今日とて向かう計画」よりも現実的なものなのよ」
「地球侵略がそんな簡単であってたまるか!
白線しか踏まないでいくのどんだけ難いんだよ!」
「あれは正直100パー無理と言って過言じゃないものだよ」
「どの辺がだよ!?」
「まずね、最初はいいの。白線から落ちたら死ぬとか考えてワクワクしながら続けるの…でも、続けてると飽きてくるんだよ。そして、遂にはめんどくさくなって普通に歩いてるの」
「お前が飽き性なだけじゃねぇか!!」
完全にお子ちゃまだった。本当にこのモードの時の澪は疲れる。
「さぁ、行くぞ。我が使徒よ。いざ、地球を侵略せん」
「どこの魔王さんだよ。急に口調変わりすぎだろ」
「あっ、ちなみに白線の上以外歩いたら死ぬって設定ね」
「それやるんだ」
「地球を侵略せん!!」
「白線の上以外歩けないんじゃ、無理だと思う」
こうして、俺達の長い学校への道のりが幕をあげたのだった。
補足:昨日の約束どおり途中で合流した泡瀬さんも加わり当然、3人とも遅刻しましたとさ。良い子は、朝の時間がない時に白線の上以外歩けないゲームはやらないようにしよう。
→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→
ってなわけで、今日も本編を進める予定でしたが作者が今日は疲れたのでちょっと休憩して番外編になりました。
明日は本編を進めるので許してください。
ちょっと予定より遅くなってしまいましたが、ようやく本格的に深谷先輩が動き始めます。お楽しみに。
本編の続きが少しでも気になってくれたら、是非星と応援をお願いします。作者にとってめっちゃ励みになります。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます