二九三九四五日目

 目が覚める。鏡を見る。僕はいかつい大男だった。

 外へ出れば清々しい。広々した畑が遠くまで続いていた。逞しい男達が沢山いる。

 一人が言った。

「今日は皆で農作業かしら」

 僕達は日暮れまで汗水流して働いた。

 作業中だった。僕らのうちの一人が突然倒れた。皆と比べても背の高くて屈強そうな男だった。目が覚める所を見なかった。

 時々あることだった。

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