第4話 明日

夜空が地平線を隠し

見事な山並みが濃紺の世界に溶け込んでいく


燃えるような心は暑過ぎた夏

やがて静かに

苦しみを運び去る風は秋模様

消し去らなければならないものもあるのかと


全ての悲しみを

風にさよならと言いながら混じり合った時

風の色が赤と黄色に染まっていく


何を嘆こうことか

貴女が生きていると知れば


貴女が生きているからこそ

愛することができると感じ

貴女が生きているこの世界を愛することができる


貴女を通して

この地球上の全てを素晴らしいと思える


この地球上の自然が

貴女を通して愛を語りかけてくる


貴女が生きている今日がなければ

私の明日は無い

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