第39話ピエロ

横浜までマー君とさっちゃんは原付きバイクでたどり着いた。


「うわ!赤レン◯倉庫にランドマー◯タワーだ!」


とさっちゃんは嬉しそうに言った。


「さっちゃんって、どこ出身?」


「静岡です。」


そうか‥‥。


マー君は、神奈川県出身なのでデートで何回も来ている。


マー君のスマホが鳴った。


取ると復讐ピエロからだった。


【どうだ?横浜デートは?】


【楽しんでる。】


【そろそろゲームオーバーだ!】


さっちゃんが警察官に取り押さえられている。


その瞬間、マー君は、両手を上げて拘束された。


マー君は、警視庁に移送された。


そして取り調べが始まった。


「マー君、薬は飲んでないようだな?」


「‥‥。」


「マー君、今はどっちだ?」


「何が?」


マー君は、ため息をついた。


「復讐ピエロなのか?マー君なのか?」


マー君は、取り調べしている刑事の鼻を膝で粉砕して


「何の冗談だ?」と聞いた。


刑事は、痛さのあまり鼻血を出して気絶した。


友達君が、取り調べ室に入って来た。


「友達君、どういう事だ?」


「どういう事はない。簡単な事だ。復讐ピエロとマー君は同一人物という事だ。」


マー君は、体を丸めて部屋の隅っこに膝を抱えて子供のように泣き始めた。


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