第23話スピード

朝起きると、マー君はシャワーを浴びる。そして赤パンツを履いて着替える。


「マー君!朝ごはん!」


とユーちゃんが呼びに来る。


朝食の会話にマー君はユーちゃんの天然発言にビックリした。


「マー君、わたし警察官になりたいんだ。」


「え?」


「マー君もわたしが公務員になれば安心でしよう?」


「‥‥。」


マー君は、唖然として頭から味噌汁を流した。



「それって、マー君が警察官ってバレてますよ。」


と、さっちゃんに朝の交番で言われた。


「マジか、元キャビンアテンダントだから業務スーパーで店長になるくらいじゃで物足りないのかな?」


「まぁ、県職員、地方公務員、国家公務員とかありますからね。」


「うん、でもなんで警察官かな?」


「知りませんよ。


パトロール行きましょう。」


困ったな‥とマー君はタメ息を混じりに言った。


今日は、2人で原付きバイクである。


そして今日は珍しく事件はなかった。


家にマー君は帰るとカレーの匂いかしてきた。


「マー君、わたし警察官には向いてないね。」


え?


「わたしはプー太郎のマー君を全力サポートする。」


え?


「珍しいね。ユーちゃんが心変わりするなんて。」


「単純に、業務スーパーが好きみたい。今日辞めようと思って上の人に辞表出したの。そした、会長さんの家に連れて行かれたの。」


「息子を会長にして社長になってほしいって懇願されたの。」


「会長は?」


「隠居するって。」 


「残念だったね。警察官になれなくて。」


「うん‥そうね。」


と言った後にじーっとユーちゃんはマー君を見つめていたが‥‥。

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