第13話逮捕

近所の交番までマー君と友達君は原付きバイクで運転した。


交番に着いた。


「あれ?」


「どうしたの?マー君。」


マー君は、交番の扉を開けた瞬間。


「友達君!離れろ!」


交番が大爆発した。


友達君は、ぶっ飛んっで軽傷だったがマー君が倒れて頭から血を流していた。


「マー君!マー君!」


友達君は、スマホで救急車を呼んだ。


マー君は、過去、樹海に捨てられた夢を見ていた。


目を覚ますと、ユーちゃんがベッドの端で眠っていた。


「ユーちゃん‥。」


「マー君?起きたの?」


「うん。友達君は?」


「友達君は、無傷だって。」


そんな時に片瀬直樹が、病室に入って来た。


「奥様少しマー君と2人で話がしたいの席を外してもらいますか?」


「はい。」


「久しぶりだな。」


「久しぶりですね。片瀬さん。」


片瀬は、不気味に笑った。


「悪運が、強いな。」


「そっちこそ。」


窓の外は、9月なのにムシムシしている。


事件の経緯をマー君は、片瀬に話した。


片瀬は、青ざめた顔をしていた。


「復讐ピエロ?」


「まぁ、片瀬、自分の身は自分で守れよ。」


とマー君は、片瀬の肩を叩いてベッドから降りた。


ユーちゃんは病室の前で立っていた。


「マー君、帰ろう。今日はカレーライスだよ。」


マー君は、ユーちゃんをぎゅうっと抱きしめた。

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