第10話上司

「久しぶりだな、マー君。」


上司の山雲大地。


「何すか?」


マー君は、面倒くさそうにソファーに座って聞いた。


「まぁ、焦らずにさ、新しい原付きバイク用意させるから。」


「俺には?」


友達君は、悲鳴を上げた。


「お前には、カブを用意した。」


「新聞屋じゃねーし!スクーターくれよ!」


「それよりさ、大地、何の用事?」


マー君は、警視庁の窓から街を見つめながら聞いた。


「高梨純一郎を逮捕の事だけど‥可愛いマー君をリンチした奴らに復讐したいだろ?今、吐かせてるからさ。」


大地は、マー君の耳元で囁いた。


「‥‥。」


「友達君、帰ろう。大地、俺は復讐の鬼になるつもりはないぞ。」


会議室から2人は出て行った。


駐車場に向かうと新しい原付きバイクが置いてあった。


新しい原付きバイクに乗って2人は法定速度を守って自分達の街に帰った。








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