第9話犯人

昼下がりの夏。


いつもの公園でマー君と友達君は話していた。


「高梨純一郎ねぇ‥。」


「過去の亡霊だね。」


マー君から話を聞いて友達君は苦い顔をした。


「その、横流し野郎を尾行すれば良いんだな?」


空から横流し野郎の写メをスマホで2人で見た。


「めがねで、長身。」


友達君が呟いた。


ひ弱な感じがした。


「今時の若者だな。」


大学までは原付きバイクで通ってるらしい。


「挟むか?」


友達君がマー君に聞いた。


「そうだね。友達君が前を走行して俺が後ろから追いかける。」


アジトを見つけて現行犯逮捕だ。


数日後、マー君と友達君は静かに原付きバイクでメガネを追った。


なだらかな道を走っていた。


そして廃工場に入って行った。


拳銃を、手にした。


工場の中に入った。


そこには外国人達が薬を袋入れにしていた。


高梨純一郎が奥の長椅子に座っていた。


「生きてたか。」


マー君は、メガネの足を拳銃で撃った。


「うわ!あああ!」


メガネは、錯乱した。


「うるさい!」


友達君は、メガネに拳銃を突きつけて黙らせた。


「高梨純一郎。もろもろの罪で逮捕する。」


高梨は、拳銃を取り出してマー君にめがけて撃ってきた。


「当たらない。当たらない。お前のようなクズの弾には当たらない。」


マー君は、純一郎の手足を撃った。


マー君は、這いずって逃げようとしている、純一郎の頸椎をナイフで破壊した。


「これで、一生、車椅子だ。」


マー君は、冷笑した。

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