13話 訪れる変化

最近秋の国で感染症が流行っていてお父さんにしばらく鬼の国にいろと連絡があり、私と剣豪と王雅様は今日も幸せな日々を過ごしている。

今日は剣技の練習を見学させてもらっている。

カキン!カキン!と剣のぶつかり合う音が響く。しかも王雅様対剣豪全員だ。しかし王雅様のほうがとても強くみんな足も出ない。そして王雅様が回し蹴りでみんなが油断した隙に背後に回り剣を素早く落としていく。

「うわ〜!!負けたー!」

「さすがですね」

「俺たち疲れたわ〜」

みんなは汗だくでその場に座り込み、私はみんなに水を渡していく。すると王雅様がこちらを見て

「茶々。こっち来て」

と手を広げられその腕の中に入るとぎゅっと抱きしめられる。

「俺の方がかっこよかったでしょ?」

と首をコテンとして聞く王雅様を私は直視できなくて恥じらっているとみんながひやかしてきた。

「うわ〜独占欲強すぎ〜!」

「茶々殿?こちらへ」














「茶々は俺のだ!!」

そのあと王雅様によってみんなは死ぬほどキツい訓練を受けさせられて見ているこちらが辛かった。




















ある日私たちは王雅様の両親に集められある事実を知った。














「秋の国は完全に感染してしまい、こちらにも恐怖が襲いかかるだろう。」

その感染症は自我を無くし、死ぬまで暴れ続けるという恐ろしい感染症だった。そしてその原因が

「久しぶりねぇ、茶々」

















扉がバキッ!と壊された時そこにいたのは秋の国の王と王妃だった。

王妃が不気味に笑うのを見て私は背筋がヒヤッとした。

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