何書いてるんだろうな……

田中山

No.1 虐待

「お姉ちゃん……今日もするの?」

「当たり前じゃん。私、あんたを虐めないと死んじゃう病気になっちゃったから」

「…………」

 私は妹の頬っぺたをつねりながら言った。妹は抵抗しない。ただ黙ってされるがままになっている。

 その顔には恐怖が浮かんでいた。

 私が暴力を振るうようになってからもう二ヶ月以上経つ。最初は軽く殴るだけだったけど最近はエスカレートしてきて今では結構酷いことをしていると思う。でも仕方ないよね?こいつが全部悪いんだもん。

「ほら、早く服脱いでよ。じゃないとまた痛い思いすることになるよ?」

「っ!?わ、分かった……」

 そう言って妹は自分の服を脱いだ。下着姿になったところで手を後ろで組ませて縛る。

 そしてベッドに押し倒した。

 これで準備完了だ。

「じゃあ始めるね」

 そう言うと同時に私は妹の足の付け根を思いっきり蹴飛ばした。

「ぐあっ!」

 妹が悲鳴を上げる。それでも容赦なく何度も蹴り続ける。

「ほら!もっと泣き叫びなさいよ!このドM女!」

「あうっ!いたいっ!やめてぇ!!」

 妹は涙を流しながら懇願してくる。

 ああ楽しい!

 なんて可愛いんだろう!!

 私はさらに強く踏みつける。すると骨が折れるような感触があった。

「ぎゃぁぁぁ!!!」

 妹は絶叫を上げベッドの上を転げ回った。あまりの激痛に気を失ったようだ。しかし許さない。私は気絶した妹の腹を踏みつけた。

「起きろ」

 ゴホッと咳き込んで妹は目を覚ました。

「まだ終わってないんだけど?」

「ごめんなさい……もう許して……」

 妹は怯えていた。目からは涙が流れ落ちている。その姿を見た瞬間ゾクッとした快感のようなものを感じた。

 そうだ、もっと怖がれ。もっと苦しめ。

「ダメだよ〜♪まだまだこれからなんだからさ〜」

 私はニヤリと笑みを浮かべると再び妹の体に足を振り下ろした。

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