おまけ

プロローグ 

チャプター1

滅は、まだ、倒されてはいなかった。

「月虹 激。我らが神「ディザスター」を倒すとは。レイドヘリッド。」

「何で、ございましょう?」

「この場は、任せた。」

滅は、十体ものテンを連れて、地上へ向かった。

俺は、国道をアークトマホークに乗って走っていた。

「事件は、終わったな。」

チャプター2

そこへ、明一から連絡が入った。

「激。大変や。滅が。」

「何だって? 羽田空港か。理解った。」

俺は、羽田空港へ向かった。

幻衝怪退治課。それは、幻衝怪を倒す為に結成された特殊な課である。

「アーク刑事 激」

チャプター1

滅は、空港の上に居た。

「フハハハッ。何処から、破壊するか?」

俺は、羽田空港へ辿り着いた。

「滅。何処に居る?」

「激か。とおーっ。」

滅は、地上へ飛び降りた。

チャプター2

「良く来たな。アーク刑事。」

「これ以上、破壊は、させない。」

「ほざけ。この世界に価値など無い。」

「何だと?」

「人間どもは、破壊ばかりしかしないではないか。それなら、全てを私が消してくれる。」

「全てを消して、何の意味があると言うんだ? 何も残らないぞ。」

「邪魔をするなら、容赦はせぬ。邪幻衝。」

滅は、邪気を想像して術を放った。

「ウワーッ。」

「激。決着は、預けた。フハハハーッ。」

滅は、消えるように去って行った。

「待て。逃げられた。」

そこへ、明一と美佐がやって来た。

「激。大丈夫か?」

「少し痛むけどな。」

「署へ戻りましょう。」

俺達は、署へ向かった。

チャプター3

一時間後、俺は、署でピザを食べていた。

「まだ、滅が居るとはな。」

「何か起こりそうやな。」

「事前に防ぎましょう。」

チャプター4

五分後、天衣と烈香は、買い物をしていた。

「ねえ、天衣。激から離れて。」

「出来ないよ、そんな事。」

「やっぱり、無理か。」

「どちらが好きか、激に決めてもらうっていうのは、どう?」

「それが一番だね。それじゃ、署まで競争しよう。ヨーイ、ドン。」

天衣達は、走りながら署へ向かった。

三十分後。レイドは、爆睡していた。

「ふああっ。まだ、朝の二時か。どおりで暗い訳だ。俺も地上へ向かおう。」

レイドは、地上へ向かった。

チャプター5

その頃、俺は、鈴に修理を頼んでいた。

「激。これで、武器の修理は、終わりよ。」

「早いな。さすが、博士だ。」

「激。戻って来るなら、生きて戻って来て。言いたい事は、それだけよ。」

「理解った。またな。」

チャプター6

しばらくすると、俺の携帯が鳴った。

「クククッ。激。埋め立て地まで来い。待っているぞ。」

「埋め立て地か。アークトマホーク。一緒に来てくれ。」

「いよいよ、最終決戦だな。」

俺は、アークトマホークに乗って、埋め立て地へ向かった。

「この先を右に曲がると、着くぜ。」

「右か。心の準備は、OKだ。」

チャプター7

俺は、埋め立て地へ辿り着いた。

そこには、十体ものテンと滅とレイドが居て、俺を待ち構えていた。

「激。お前を倒して進ぜよう。」

「壊恐 滅。消えるのは、お前だ。創造神覚醒。はーっ。」

俺は、アーク刑事 激に変身した。

「破壊を斬り裂く創造の剣。幻衝怪退治課 アーク刑事 激。壊恐 滅。お前を逮捕する。」

「こしゃくな。レイドヘリッド。そして、テンども、やってしまえ。」

「いくぜ。ヒャッホウ。」

「キエーッ。」

「お前達じゃ相手にならないな。アークブラスター。はーっ。」

俺は、レイドとテン達を狙撃した。

「キエーッ。」

テン達は、爆発して消え去った。

チャプター8

「喰らえ。風幻衝。」

レイドは、風を想像して術を放ったが、俺は、アークソードを構えながら、強行突破して、

レイドを二回斬り裂いた。

「ウワーッ。お、俺の術が効かない。」

「斬幻衝。アークヒールブレイク。」

俺は、レイドを一刀両断した。

「俺の幻衝術は、完璧ではなかったのね。」

レイドは、爆発して消え去った。

チャプター9

「はーっ。邪幻衝百連発。」

滅は、術を放ちまくった。

「反幻衝。アークリフレクト。おりゃーっ。」

俺は、術を跳ね返した。

「ウワーッ。私を倒しても無駄だ。いくらでも、私みたいな奴は、居る。」

「そんな事は、百も承知さ。でも、破壊の波動に染まりきった者は、断ち切られる。

 アークパルサー。」

俺は、アークパルサーを構えた。

「アークパルサーフルパワー。」

俺は、滅を狙撃した。

「これで、どうだ?」

「ギャーッ。」

滅は、爆発して消え去ったが、すぐに蘇生した。

チャプター10

「巨大化してでも、私が勝ってみせる。はーっ。巨幻衝。」

滅は、自分を巨大化させた。

「グオーッ。フハハハーッ。」

「最後まで、巨大化付きか。来てくれ。召幻衝。アークテリオン。」

「キエーッ。」

俺は、召喚したアークテリオンに飛び乗った。

「アークモード。」

俺は、アークテリオンを人型に変形させた。

「アークフリート見参。」

チャプター11

「喰らえ。ゲマトフレア。はーっ。」

滅は、恐魔丸から術を放った。

「ウワーッ。くっ、さすがに強いな。」

「激。アークシミターで、奴の刀を斬れ。」

「いくぜ。剣幻衝。アークシミター。」

アークフリートは、アークシミターを手に取って構えた。

「そんな物で、私の刀は、壊せぬ。」

「そいつは、どうかな? はーっ。」

アークフリートは、恐魔丸を砕いた。

「そ、そんな馬鹿な。史上最強の名刀が・・・。」

「次は、こっちの番だ。斬幻衝。フリートスライザー。」

アークフリートは、滅を真っ二つにした。

「ヌオワーッ。」

チャプター12

滅は、元の大きさに戻った。

「ウワーッ。私よりも、貴様の方が強いだと? 喰らえ。邪幻衝。」

滅は、術を放とうとしたが、幻衝力も気も魔力も消耗し過ぎた為、何も起こらなかった。

「アークバルカン。」

俺は、アークバルカンを構えた。

「ま、待て。金か権力か?」

「アークライトニング。」

俺は、滅を狙撃した。

「破壊こそ、全てではないのかーーーっ?」

「任務完了。」

「ヌオワーッ。ぐはっ。」

滅は、大爆発して消滅した。

チャプター13

そこへ、雷がやって来た。

「激。世界中から、依頼が来ているぞ。」

雷は、俺に、一枚の手紙を手渡した。

「読んでみろって。」

「何々、世界中の正義の味方の護衛と敵の残党退治を命ずる。」

「そういう訳だ。激、どうする?」

「引き受けた。それで、いつから?」

「明日からだ。予定は、お前が決めろ。」

「えっ、そいつは、ちょいと面倒だな。でも、やってみせるさ。それじゃ、行って来るぜ。」

俺は、街の中へ去って行った。

「俺の任務は、これで終わりだな。」

雷は、夜空を眺め始めた。

チャプター14

一時間後、俺は、署へ辿り着いた。

「激。滅を倒すなんて、やるやないか。」

「上出来よ。激。これで、普通の刑事ね。」

「それは、無理だ。実を言うと。」

俺は、雷から手渡された手紙の内容を全て話した。

「護衛って、何やそれ?」

「世界中のって、範囲が広過ぎない?」

「じゃあな。また会おうぜ。」

俺は、自宅へ向かった。

チャプター15

自宅には、天衣と烈香と鈴が居た。

「激。外国に行っちゃうの?」

「ああ。正義の味方の護衛にな。」

「いつ、日本に戻って来るの?」

「それについては、理解らないぜ。悪いな。」

「激。待ってるね。行ってらっしゃい。」

「三人とも、元気でな。へっ。」

天衣と烈香は、俺に抱きついた。

「少しだけ、このままでいさせて。」

「もう良いよ。激。またね。」

「じゃあ、またな。行くぜ。アークトマホーク。長い旅へ。」

「おう。何処でも行けるぜ。」

俺は、何処かへ去って行った。

エピローグ チャプター1

ここは、署である。

「激の奴、今頃、何してんやろうな?」

「任務実行あるのみ。それが、激の考えよ。」

「何で、そない事を?」

美佐は、赤面になって怒った。

「べ、別に良いでしょ?」

「激。もて過ぎやで、お前って奴は。」

チャプター2

その頃、俺は、正義の味方の敵の残党と戦っていた。

「ウワーッ。て、てめえ、何者だ?」

「破壊を斬り裂く創造の剣。幻衝怪退治課 アーク刑事 激。いくぜ。アークバルカン。」

俺は、アークバルカンを構えた。

「アークライトニング。」

俺は、敵の残党を狙撃した。

「任務完了。」

「ギャーッ。」

敵の残党は、爆発して消え去った。

チャプター3

敵の名前は、何? それは、想像に任せるぜ。

いくらでも居るからな。自分で考えて見てくれ。

それじゃ、次の街へ向かうから、じゃあな。いつか何処かで会えると良いな。

激は、戦い続ける。世界に平和が訪れるその日まで。


                    完

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アーク刑事 激フレンズ SEASON1 埴輪でござる @tonvery2365

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