ストーリー8:ズグルンデを倒せ


ストーリー8:ズグルンデを倒せ チャプター1

俺は、十体ものマンドレイカー達と戦っていた。

だが、次から次へと引っ切り無しに出て来るので、パトカーに乗って逃げ出した。

「ふーっ。危なかった。」

チャプター2

その時、誰かが話し掛けてきた。

「さっきの戦いは、本当に危なかったワン。」

「ああ。あれじゃ、倒しまくっても無駄。」

俺は、寒気を感じた。

「って、誰か居るのか?」

「居るワン。犬ぐらい良いだろうワン?」

種類は、ビションフリーゼだろうか?

「名前は? 飼い主は?」

「誰も飼わないワン。名前は無いワン。お前が付けるワン。」

「チキンっていうのは?」

「その名前は、気に入らないワン。」

「それじゃ、へドル。」

「OK! よろしくな、激ワン。」

「それにしても、この俺に何か?」

「いや、それに、激。お前は、俺の事を知っているはずワン。」

チャプター3

俺は、思い出した。

「師匠が飼っていたあの巨大な熊か?」

「正解。それにしても、何で、あの怪物達が、お前を狙っているんだワン?」

「あの植物モンスターの事か。名前は、マンドレイカー。幻衝怪の戦闘員だ。」

「そういう事か。でも、あの場所を何とかしないと、あの御方が・・・。」

「御方って、誰の事だ?」

へドルは、震えながら話した。

「き、九尾様ワン。まあ、主犯さえ何とかすれば止められるけどワン。」

「戻るぞ。きっと手掛かりがあるはずだ。」

「て、手掛かりワン。遠慮しておくワン。」

チャプター4

「ピザでも食べるか?」

「毎日、ピザワン? 臭いワン。」

「ああ。でも、気にするな。ほら喰え。」

「理解ったワン。それで、水とかは、無いワン?」

「無い。我慢してくれ。着いたぞ。」

「俺にも手伝わせてワン。」

「ここで待っていろ。一人で行く。」

俺は、拳や蹴りをマンドレイカー達に喰らわせていった。

「キエーッ。」

チャプター5

そこへ、レイドがやって来た。

「クククッ。ここまで来るとは。見せてやろう。複幻衝。影幻衝。出でよ、幻衝怪

 「レイドシャドー」。」

レイドは、自分の影を幻衝怪にした。

「お任せ下さい。前とは、一味違うぞ、激。」

レイドシャドーは、重力を放った。

「ウワーッ。炎幻衝。」

俺は、炎を想像して術を放った。

「ウワーッ。やるじゃねえか。」

チャプター6

その頃、シャーサは、滅と真の話し合いを聞いてしまった。

「真。ラークとシャーサは?」

「はい。二人とも、自分が幻衝怪である事を忘れています。」

「それは、良い。クククッ。」

シャーサは、考えた。

「私達は、何者なの? 調べないと。」

シャーサは、地上へ向かった。

チャプター7

「今、誰か居たな。」

「滅様。たぶん、シャーサではないかと。始末は、お任せを。」

真は、レイドに電話をした。

「レイド。シャーサを始末せよ。」

「了解しました。ケケケッ。レイドシャドーの力に任せて下さい。」

真は、電話を切った。

「真。私のペットを使え。また来る。」

滅は、消えるように去って行った。

チャプター8

俺は、レイドシャドーに苦戦していた。

そこへ、シャーサがやって来て、レイドシャドーとレイドに蹴りを喰らわせた。

「ウワーッ。くっ。」

「ヒョアーッ。ぐへっ。」

「シャーサ。何で俺に協力する?」

「滅と真を倒してくれれば良いの。」

「理解った。幻衝怪レイドシャドー。そして、レイド。覚悟しろ。」

「するものか。レイドシャドー。やれ。」

「いくぜ、激。シャーサ。はーっ。」

「反幻衝。激。今のうちに決めて。」

シャーサは、重力を跳ね返した。

「ウワーッ。俺の重力は、防げないはず。」

「私の術は、上級幻衝術よ。知ってた?」

「何-っ? レイド様。どうします?」

「逃げるぞ。三、二、一。」

「そうは、させない。停幻衝。」

シャーサは、時間を停めた。

俺は、アークフィストとアークマグナムとアークパルサーを合体させて、アークキャノンにして

構えた。

「見せてやるぜ。アークキャノンの力を。アークバーニング。」

俺は、レイド達を狙撃した。

「ギャーッ。」

レイドシャドーは、爆発して消え去った。

「ウワーッ。何という威力だ。くっ。」

チャプター9

そこへ、滅がやって来た。

「レイド。もう良いぞ。激。終わりにしてやろう。硝幻衝。」

滅は、硝子の槍を出現させて、俺に向けて投げ飛ばした。

「あの技を喰らったら、一溜まりもない。激。危なーい。」

シャーサは、俺を庇った。

チャプター10

「シャーサ。何で俺を助けた?」

俺は、泣き出した。

「激。何で、泣いているの? 私は、あなたの敵なのよ。」

「助けてくれたり、元気づけてくれたりしてくれたじゃないか。」

「正直に言えば、あなたを好きになってしまったから。もう少し、楽しみたかったな。」

「しっかりしろ。そうだ、俺の幻衝術で。」

「それは、駄目。激。時が来たみたいね。激。私をそのアークブラスターで撃って。」

俺は、泣きながら怒った。

「出来るか。ん、何で手が勝手に?」

俺は、シャーサを狙撃してしまった。

「これで良いの。激。さようなら。面白かったよ。」

シャーサは、ゆっくりと消えながら、消滅した。

俺は、思い切り叫んだ。

「シャーサーーーっ。何で、どうして?」

チャプター11

俺は、アークバルカンオメガを構えた。

「アークライトオーバー。」

俺は、滅達を狙撃した。

「ウワーッ。」

「何だ、この力は? ヌオワーッ。」

「滅。ふざけるな。何が楽しいんだ?」

「ふっ。全力で消してしまいたいものだが、今回は、こいつに任せる。出でよ、

 幻衝怪「ズグルンデ」。全てを吹き飛ばしてしまえ。」

滅は、ズグルンデを召喚した。

「グオーッ。」

滅達は、消えるように去って行った。

チャプター12

「召幻衝。アークアニマル。」

俺は、アークテリオン達を召喚して、アークテリオンに飛び乗った。

「激。今なら、ズグルンデに勝てるぞ。」

「激は、アークトリプルブラストって叫んでくれれば良いの。」

「激。全力で頼むぜ。」

「了解。いくぜ、ズグルンデ。」

「グオーッ。」

ズグルンデは、口から全属性のブレスを吐き出した。

「ウワーッ。相変わらず、凄まじいな。だが、俺には、三匹の守護神獣が居る。

 アークトリプルブラスト。」

アークテリオン達は、同時にブレスを吐き出した。

「グオーッ。」

ズグルンデは、アークジラフとアークタートルを爪で斬りまくった。

「ウワーッ。何て鋭い爪なの?」

「ウワーッ。凄いパワーだぜ。」

「アークモード。」

俺は、アークテリオンを人型に変形させた。

「拳幻衝。アークセイントドライブフルパワー。」

アークフリートは、ズグルンデにフルパワーの拳を決めた。

「グウーッ。」

ズグルンデは、大爆発して消え去った。

チャプター13

その頃、真は、遺跡に居た。

「後一匹だけ残っていたか。はーっ。」

真は、幻衝怪「サラマンダー」ここに眠ると書いてある石板を破壊した。

「グオーッ。」

「おお。これが、テンの主、サラマンダー。何という幻衝力。私の想像した以上の力。

 実に素晴らしい。」

チャプター14

そこへ、レイドがやって来た。

「シャーサが敗れました。」

「そうか。理解った。レイド。このサラマンダーとかいう怪獣を知っているか?」

「はい。ですが、知っているのは、名前ぐらいだけです。」

「名前だけか。仕方ない。私の幻衝力でも与えて育てるとしよう。」

「その必要は、無い。街や森林を破壊した時の炎が、私の力の源となる。」

「サラマンダー。私と手を組まないか?」

「やめておく。封印を解いてくれたのは、ありがたいが、協力は、出来ぬ。」

サラマンダーは、空の彼方へ飛び去った。

「仕方ない。レイド。Dr・ブレイクの研究所へ行って来る。留守を頼む。」

「仰せのままに。」

真は、研究所へ向かった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る