追記というかただの愚痴
人生の効率が落ちた
どんな鎮痛剤も効かない痛みが1、2週間に一度は必ず襲ってくるようになってから七年が過ぎた。この間治療しようと何軒も病院に行ったもののめぼしい成果は得られず、私の二十代は痛みとそれが引き起こす精神的苦痛に苦しんでいる内に終わってしまった。
もっと色々やりたかったことはあった。
しかし、何かやろうとするたびに顎関節症の痛みが足かせになって、私は人生の幅を狭めるようになった。
話すことは社会生活の基本で、それができなければほとんどのことはできない(就学・仕事・友達付き合い)。
話しているだけで顎が痛くなる恐怖から、私は友達からの誘いは全て断り、仕事もやめた。普通に人と話すことすらできず、私は次第に人間関係もほとんど絶ってしまった。
2、3年前は痛みのせいで勉強はおろか趣味もできず(ゲームも読書も映画を見るのも痛みがひどすぎてムリという感じ)、何かをまともに考えることすらできず、無計画に意味不明な行動をとるようになって、周囲を苦しめたこともあった。
毎日ただ起きて精々痛みに耐えて寝るだけ。
私の人生の効率は落ち、何も達成できないままただ時間だけが過ぎた。
一番つらかったのは、周囲の人に(家族にすら)「そんな病気はウソだ」と言われたことだった。顎関節症で何もできないと言ったところ目の前でブッ、と吹き出されたこともあった(思い出すだけで胃に穴が空きそうな出来事が他にも色々あるのだがこの辺にしておく)。
私にとっては(たとえその原因が精神疾患であったとしても)現実として凄まじい痛みに苦しんでいるわけで、それをウソだウソだと言われ続けると「この人たちはどうして本人でもないのに私の病状が分かるのだろう」と思う。
目に見えないから痛みが存在しないなんていうのは、私が女性に向かって「生理痛は存在しない。私の目には見えないから」と言うのと同じぐらいナンセンスだと思う。
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