第3話 加護交渉

「それでは貴方様のご希望をお聞かせください」

「では、身長体格はプロレスラー並みで、頭髪ははげる事無く白髪でお願いします。短小部分的については人並みで」

 これで俺の4重苦は解決だな。へへへ。

「分かりましたが短小部分については少し確かめさせてくださいね」

 一糸まとわぬ姿になっていた。

「まあこれは!ひるめ様ご覧下さい」「どれどれきゃあ、こ、これは!」

 2柱のめがみさまにあそこを見られおどろかれるとは、俺のあそこは救いようのない代物だったのかウウウウ。

「実際に試してみましょうか」

 目の前がピンクに染まった気がして、俺の貧相な肉体が若返り一番元気だった頃に戻ったようだった。

「ああ!」もう何年も経験していなかった興奮が襲い、その後女神様達に回された。

「素晴らしいですわ昇龍様、あなたこそ私たち女神の探し求めていた。殿方です。ここの部分は是非このままのサイズでおねがいします。その代わりにチート能力は沢山お付け致しますので」

「は、はい。」有無言わさぬ迫力で迫られて承諾するしか無かった。

 で、貰った能力は、

 無限収納(時間停止付き時間早送り付き)

 鑑定。魔物気配察知。敵意察知。検索。

 HP,MP瞬間回復。ボーナス数値100万。

 絶対防御(魔法、物理、精神攻撃無効。未知攻撃無効及び全攻撃反射)これは地球神ひるめの加護。

 身体、精神異常皆無。

 アルリース神の加護(武技全般使用可能。言語読み書き会話。魔法全般使用可。アルメリアスの常識及び知識。召喚獣。)

 地球神ひるめの加護(絶対防御。超能力。支度金支給。地球の知識。召喚獣。私物持ち込み。)

「その他諸々は現地で確認してくださいね」「それじゃあお元気で。またお会いしましょう。」

 というわけで、俺は今ここにいる。ここがアルメリアスというわけだ。リスはアルリース様から頂いた召喚獣。ユニコーンがひるめ様からの召喚獣らしい。

 俺はリスにプッピという名前を付けた。会話する時以外の鳴き声がプッピと聞こえるからだ。ユニコーンには白と付けた。安易すぎるかな思ったが本人が嬉しそうなので良しとしよう。



 プッピはこれからの俺のアルメリアスでの行動をサポートしてくれるガイド役で、アルリース様から仰せ使った、あのミスっ子見習い女神のようだ。

 ああ、俺は怨んではいないよ。逆に感謝しているくらいだ。

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