見掛け倒しな鬼尽羅くんと(実は)怖がりな木四羽さん
@tomaichiroo
第1話 鬼尽羅 優
「結局、人は見た目が一番大事」
これは俺、そう鬼尽羅 優が今まで生きてきた中で得た結論だった。なぜそんな結論にたどり着いたのか、それは俺が高身長・強面・無口(過度の人見知りなだけ)だからだ。小学生のころは話しかけるだけで泣かれたこともあったし、中学生のころもずっと避けられていた。なんだかもう...慣れてしまった。ちなみに高校生になった今でも、ぼっちなのは変わらない。でも、一人だけ友達がいる。それは…
「おはよう、鬼尽羅!お前、昨日のカープ観た?サヨナラ勝ちで最高だったよな!」と陽気に話している青年である。名前は西川 翼。俺の幼馴染でいわゆる陽キャだ。
翼とは昔っからの付き合いで、お互いに野球好き(カープファン)である。彼は明るく、顔もそこそこ良いためクラスの人気者である。俺とは正反対である。
もうすぐ朝のホームルームが始まるのだが、何やらクラス中がいつもより騒がしい気がする...。一人で気になっていても仕方ないので、翼に聞いてみることにした。「翼ー、今日なんかクラス騒がしくない?」「えーとねー、たしか転校生が来るらしい、噂だけど。」そんなことを喋っていたら担任教師の話も終わり、「では入ってきてくださーい。」と言われて入ってきたのは金髪で耳にピアスをしている美少女。そんな美少女をクラスの一瞬の静寂とさっきまで雲に隠れていた太陽が迎え入れた。
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