世話焼き系後輩は先輩の面倒を見たいようです

紫月とあ

第1話優しい先輩は同室でした

桜も咲いてきた春

入学式早々迷子になってる1年生如月隼人

「いや本当にここ何処だよ!?」

俺は絶賛迷子です。そしてこのままだと絶対遅れるとゆかどんだけ広いんだよこの学校!おかしいだろ…確かに最近出来た進学校だけどそれでもこの広さ異常すぎる…

「はぁ…」

「あれ?どうした?」

突然声掛けられたんだけど…どうすれば!?

とゆか誰!?

「えっあはい」

やばいって絶対変な答え方したって!入学早々最悪すぎるだろ…

「もしかして迷子?」

「まあそんな感じです…」

「1年だよね何組?」

「B組です…」

「分かった案内するよ」

「あ、ありがとうございます」

あれもしかして先輩?でもこの慣れてる感じ絶対先輩だよな…でも迷子になってたから正直助かったけど

「……」

「……」

この無言をどうにかしてくれ!?

「あ、あのもしかして先輩ですか?」

「うん2年」

「そうなんですね」

「あっ着いたよ」

「あ、ありがとうございます!」

「別に良いよ」

「それではまた!」

「うん」

何か不思議な人だったな…基本無口だしでも優しかったな

「えっともしかして如月さんですか…?」

何か女子に話し掛けられたたんだが!?

「うんそうだけど…」

「良かった…」

「え?」

「あ、あの私隣の席の花宮雫です…いきなり話かけてすいません」

「いや別に良いよよろしく!」

いや〜一時期はどうなるか思ったけど何とかなりそうだな

「うん…こちらこそよろしくね」

「あっ予鈴なってるそろそろ席戻ろっか」

「うん…」

その後は入学式や自己紹介などがありその日は解散となった

「でここが俺の部屋か…確か2人部屋だったよな誰だろう知ってる人がいいな…」

「はじめまして今日からよろしくお願いします!」

と挨拶をして扉を開けるとそこには恐ろしく散らかった部屋と今朝の先輩が居ました

「うんよろしく俺の名前は伊吹遥」

「え?いやはいよろしくお願いします後

如月隼人です」

何かとんでもない人と同室になってしまったようでそしてこの後俺はこの人のだらしなさに驚かされることになるのでした…




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世話焼き系後輩は先輩の面倒を見たいようです 紫月とあ @yukuto335

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