上級モード 1

「上級モード」は、「初級モード」のように、作った作品に点数がつくわけではない。

プレーヤーがミステリを書くことを支援するモードになっている。


まず、「初期設定」を行う。

画面には、次のように表示された。


・フーダニットの設定

・ハウダニットの設定

・ホワイダニットの設定


俺は、「フーダニットの設定」を選んでみた。

メッセージが表示される。

「ここでは、犯人を設定します。」

なるほど、ミステリの謎解きの一つは「犯人当て」だ。

たいてい、いかにも怪しそうな人物は犯人ではなくて、ごく普通の人、あるいはちょっといい人が犯人だったりする。

しかし、ここでもヴァン・ダインの二十則による制限があった。


『真犯人は、使用人のような端役であってはならない』


いるのかいないのか分からないような端役の人物が犯人でした、ではダメということか。

ミステリを作る側としては、犯人が誰であるか読者にバレないようにしたいもの。しかし、あまりにも端役にするのはよくないということなんだな。

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