第4話 始まりの始まり
自分の過去を振り返ってみると、小中高浪(1浪してます)では衝動買いをしたことがほとんどありません。ウチが母子家庭(とは言っても祖父母と伯母もいましたし、姉もいます。農業でした。)で貧乏だったので(毒爺婆で同居家族にはまともに生活費すらくれませんでした)お金が無かったからというのが主な理由です。大学まで行かせてもらったので母には感謝してますが、誕生日に僕が欲しいものをプレゼントしてくれた事は一度も有りません。何故かサンタさんもくれませんでした。
話が横道にそれますが、幼い頃欲しかったのは、超合金。僕と近い世代の人ならそれで分かると思います。アニメで合体ロボモノが流行ってました。今で言うとフィギュア?ちょっとイメージが違うな。ガッチャマンの火の鳥とか、ゲッターロボやマジンガーZなどのタイアップ商品ですね。価格もそんなに高くなかったと今にしては思います。クリスマス前にサンタさんにお手紙書いたのに、サンタさんからのプレゼントは絵本3冊。全く嬉しく有りませんでした。
大学は生まれ育った近畿地方から遥か離れた関東圏。2年生からは更に離れた東北地方北部。ピアノが好きだったのでジャズクラブに入りました。
ジャズのレコードやCDってのは、店頭で見つけた時に買わないと二度と手に入らない位少量生産でした。当時どの街にもCD屋があり、良く通ってました。大学1年の時はCDなんか無くてLPレコードだったのに、2年になるとレコード屋からレコードが消え、全てCDに変わりました。これには驚かされました。また話がそれました。
全く知らないジャズミュージシャンのアルバムとかをジャケットのセンスて買うこともよく有りました。いわゆるジャケ買いですね。
今買わないと二度と手に入らない。仕送りヤバいけど買っちゃえ!が習慣になり、それから衝動買いが始まりました。幼い頃に欲しい物。買ってもらえずひたすら我慢してたのも大きな要因の一つだと思います。
最終的に卒業までの4年間でLPレコード100枚以上、CDアルバム100枚以上買いました。今でも捨てずに持ってます。
親や大人はとかく、そればっかりになって勉強しなくなるからとか、生活リズムが崩れるからとか理由をつけて子供が欲しがる物を遠ざけたり、厳しく制限したがりますが、それは無意味で逆効果です。子供はいつか大人になり、自分で稼ぐようになります。誰にも文句言われないで好きな物を買えるようになると、長年抑圧されてきた物欲が大爆発します。
テレビ視聴を1日1時間などと制限されて育った人は大人になってから、ドラマやアニメなどにどハマりしますし、1つもオモチャを買ってもらえなかった僕は、趣味の物に際限無くお金を使うようになりました。
結婚して少し減りましたけどね。いやウソです。ちょっとマシに思われようとしました。ガジェットに費やすお金はかなりな物です。どれだけアマ◯ンに貢いできたかわかりません。恐ろしいので計算もしません。今回はこれまで。書くだけ書いて逃げます。
葵碧の衝動買いした物の数々 葵碧 蒼青(あおみどり そうせい) @taifuunomebachiko
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