第4話 叩かれろ

尋常ではない迷惑をかけて今ここにいるけれど

反省はしている、取り返しはつかない。

そういえば、泣きながら土下座するようになってしまった。


土下座なんているか、金にならない文章を持ってくるな

誰が構成してやってんと思ってんだあほ―!!

普段は言わないけどな、お前の為思って言っといてやってんだよ。

何が作家だ。誰が構成してやっていると思ってるんだ!

何が事業だ。ずっと文章とにらめっこしてんのこっちだけだ

ただあいつは当てずっぽうの文章だけをおばあちゃんのところに持って来て

ポンと置いていくだけだい。


ほらもう解けたろう。そいつあ読書会っていうよりよ

出版社の会合だ。出版社の会合にお前連れてったらお前消えちまったんだ家から

こっちでお世話になりますじゃねえ。それはパパだけだ

お前には早かったんだ。

あ―、頭が痛いのはこっちだ。どうでもいい話持ってくんな

ただでさえ疲れてるのに


心労?


あ―あ―、心労はこっちだ。ふざけんな!!!

幽霊だって祟りだって持って来ていいつってんだろうが、

早く書け。お釈迦様だか何だか知らないが、お前の人生も終わっちまうよ。


おいてを出せ貸し一つだ。目を見て話すのは付け上がることだからな

下向いて話せ、話してろ。

んでな、ボコボコに箒でボコボコにしてやるからよう!!

おら、立て、おら!!

ぶっ殺すぞこんにゃろう!!!


にゃろうってなんですか?って何だっつうんだお前!!

あんな、聞きたくても聞くな。

文字書きになりたいんならな、ボコボコにされる用意が無いなら書くな。

門をたたくな、見るだけだっていけねえ!!

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