君と空の下で_

ひぅちゃん

夏休みの空

『君が好きです。』

そう言ったのは誰だったかな____



「ねぇ__大丈夫?

 …おーーーい!聞こえてますかぁ〜!?」

…!

ごめんwと俺は笑う

「もー笑い事じゃないよ!

 あーあ…なんで夏休みにまでセンセーの手伝いしないと行けないのかなぁ〜」

あんたが引き受けたからでしょ…という言葉を飲み込む

「まぁがんばろw」

思ってもないことを口に出す

「わー部活の子達だーー!あ!華もいるーー!やっほーーー!」

__こんな調子だから終わんないんじゃん…

「はぁ………」

思わずため息もついてしまう

「どした?具合悪いの?」

「君のせい……いや。具合は悪くないよ」

「えーー。そこは具合悪いって言ってよーー…空気読めないなぁ…」

「なんで嘘つかなきゃいけないの…」

君はキョトンとした顔でこう話した

「え、だって具合悪くなったら帰れるんだよ!?」

「だからって変えるのは俺だけで君は変わらず手伝い。でしょ?」

あっ…と言う顔で君は気まずそうに答えた

「だ、だって雷(←俺)くんが道の途中で倒れたりし、したら心配だからっ……」

アタフタしながら答える様子がおかしくて、笑いが込み上げてくる

「あ、また話逸れちゃった…さっさと終わらせよー!」

なんなんだまったく…

でもこいつ__いや蒼井宇宙はなかなか面白い

話していて飽きない

でもやっぱり女嫌いの克服は難しそうだな…

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

君と空の下で_ ひぅちゃん @hixutyann0120

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ