第3話 レベル制の世界観について

本稿は世界観の構築の際にご参考としていただけると幸いです。


ステータスは、強さや体力、腕力、魔力などを平準化して視覚的に表したものです

レベルは、その平準化されたステータスや、特殊スキルなどを

習得する条件が設定されており、レベルを上げることでステータスを上げたり、

スキルを習得していきます。


レベル制の世界観を導入するには

前提として世界を構築した存在があらかじめ設定していたり、

世界を観測する存在が観測結果に基づいて数値化をしている必要があります。


レベルが存在する時点で

そのステータスの数値や特殊スキルは誰かに想定して作られています。



現実世界で特殊スキルは

資格などのように平準化された基準が設けられていることもありますが

全く新しいスキルは名前がなく、平たく言うと達人や神業として

その人の固有スキルとして扱われたりもします。


現実世界でのレベルに関して

現実世界はアナログなので

レベル1とレベル2の明確な境目はないのですが

達人レベルと言われたり、玄人・素人の区分があったり

知識と技能の習熟度合などさまざまな基準はあります


これは世界全体を丸ごとを創造した創造主が

現実世界ではレベルという概念を設定していないことと

世界全体を観測し、適切に数値化された基準が

世界中の人に浸透していないことを示しています



作品の中では、理由付けとして高次元の存在を作ることは可能です

神話などでもよく出てくる神様であったり

ゲームなどのような創造主の存在

ウォッチャー(観測者)や世界を牛耳る協会や団体などの存在があれば

ステータスやレベルを肯定材料になります


この高次元の存在を作中に登場させるかは作者次第ですが

高次元の存在なくしてレベルやステータスは存在しないので

作品を大きく動かす際に、このような存在を登場させると

作品中の展開のバリエーションを出すことができると思います。

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