◇ 姉を想い、ひたすら祈った。

「神父様はどうして、パルフェが原因だと思ったのかしら?」


 先先歩くフルゥの背を追いかけながら、横目に幼いパルフェを映してファニーシュは尋ねた。大層ショックを受けた様子の妹は、扉の前で本を抱えたまま立ち尽くしている。


「……奇病というのは、神が人の身を欲するが故に発症する。いわば神が、自分のものに名前を書いて、好き勝手に飾り立てた結果だわ」

「ええ! そうらしいわね!」

「聖女病は、一度は欲したものを神が手離すことで発症する。つまり、貴方を欲した神は、貴方が不要になったのよ」


 どうして?


 首を傾げれば、フルゥは少し振り返って「どうしてだと思う?」と尋ね返し、ケラケラと嗤った。


「うふふ。簡単な話……他に、もっと欲しいものができたのよ。貴方と比較してしまうほど、貴方の近くに……」

「どういうこと?」

「加護は、その魂を欲して神が与えるもの。神父は加護と奇病の気配から、パルフェの加護と貴方の奇病が同じ神から与えられたものだと気づいた……」


 質問に答えているのかどうだか分からないような調子でフルゥは続けた。


「だからこう考えたのよ。『神は貴方の肉体よりも、パルフェの魂が欲しくなって、貴方を捨てた』と」


***


 書庫の奥に部屋があった。


 何度も書庫に来ているはずなのに、どうして気づかなかったのか不思議に思う程、その部屋は突然現れたようだった。意識しないとまたすぐ壁に紛れてしまいそうな空間で、パルフェは父から盗み出した鍵で書斎机の引き出しを開け、取り出した手帳に目を落とす。


 何もかもを知り、思わず手帳を取り落とした。


(このままじゃ、お姉様は悪魔になってしまうかもしれない……)


 聖女病患者と診断されてから、姉の言動はこれまでの『人に優しく明るくて、規則を守る優等生』から『貼り付けた笑みで聖者ぶり、小さな罪も見逃さない断罪者』に変わってしまった。


『はいっ。パルフェにあげる』


 にこにこしながら、姉はよく唐突にパルフェにものを差し出した。それはお菓子だったり、花冠だったり、色々だった。その多くは、パルフェが何気なく視界にいれて、いいな、可愛いな、とぼんやり思ったものだった。


 最初はただ、パルフェが欲しがっているのを察して譲ってくれているだけだと思っていた。だが、聖女病について密かに調べていく内に、そうではないのだと知った。


【聖女病患者は、他者(特に近親者、近しい友人)に物を譲る傾向にある。慈悲深い聖者の施しのように思えるが、罪に過敏な聖女病患者の場合、 “他者のものを盗った罪”で近親者を罰したくないが故の行動であることが多い】


 他人の物を欲しがり、あまつさえ手を出せばそれは罪だ。


 聖女病を患ったファニーシュは、その記述通りにパルフェにあれやこれやと貢ぐ勢いで物を譲り続けた。


 誕生日に父から贈られたという、とても大事な物すらも、


『これにはね、わたくしの一番のお気に入りが入っているのよ。パルフェには特別に見せてあげる!』


 そう言って箱を開けて、金細工の美しい髪飾りを見せて、嗚呼綺麗だ、欲しいな、とパルフェが言葉にもせずただ思っただけなのに、


『これはあげられないわ』


 そう言っていたのに、


『でも……ああ、じゃあ、パルフェ……あげるわ』


 何かを察して、こちらにそれを差し出した姉の顔は、笑っていたのに悲し気だった。本当は渡したくないのに、妹が罪を犯して、それを自分が罰さない為に、大事なものを差し出す顔を見て、パルフェは慌てて拒絶して、視線を逸らした。


『いいの? 欲しいのでしょう? わたくし、貴方を罰したくないの、受け取って頂戴』

『い、いいえ、お姉様。私には、必要のないものです』

『本当? じゃあ──


 そう言って微笑んだ姉は、冷めた目でこちらを見ていた。


 いつか罪を犯す、否、一度は罪を見咎められて許された、犯罪者を見る目だった。


 今はまだ、姉は厳しく育てられ規則を守らない事に躊躇する子どものようだが、いつ神の代弁を行い咎の証が浮かぶか分かったものではない。


(私が生まれて来たせいで)


 パルフェが生まれてさえこなければ、ファニーシュの奇病は蔦葉病のままだったかもしれない。いや、だが、それでも結局姉は早くに亡くなっただろう。どんなに長くとも、奇病患者は二十代後半までには祈りが届かなくなり症状が進み死亡していると、先祖たちが調べた記録が物語っている。


(私が何とかしなくちゃ。私が、なんとかしなくちゃ……私のせい、私のせいだ……っ)


 思い詰め、パルフェは必死になって勉学に取り組み、毎日姉がいる教会を訪れる権利を勝ち取り、神に祈った。


(どうか、お願いします、お願いします! 私から天使を取らないでください……っ)


 祈り続ける内に、それは次第に怒りに変わった。


(どうして、どうして。私が欲しいなら、どうしてお姉様を元に戻してから返してくれないの! お前たちのせいだろ! 勝手に欲しがって、捨てて! 人の人生めちゃくちゃにして!)


 抗議すらも祈りとして届いたのか、姉の奇病の症状はピタリと治まった。


 神父はありえないと言いたげだったが、神の加護を得たパルフェを前にすれば奇跡も起こるかもしれないという周囲の声に押し負けて、月に一度様子を見せることを条件に教会預かりから姉を解放した。


 それから姉は元気な少女そのものだった。


 進行した聖女病で欠落しかかっていた足の機能も戻り、転ぶことも減った。見た目や知性は八歳前後で止まったままだったが、両親はそれを『神に祈れば奇病は治る、奇跡の体現者』として周囲に触れ回った。


 清き一族のリャーナルド家としては、それが都合が良かったのだろう。穢れた魂になりえる可能性の高い奇病が治ったのだから、神による天罰は無い。とくれば、あとは平時の通りに、神への信仰を高める活動をするだけだ。


 パルフェは『奇跡を起こした、神に愛されし少女』として、そして加護を受けた者の義務として、十五で神の下へ向かうのだと様々な社交界に赴いては顔見せをした。ファニーシュはそれをデビュタントだと誤解して羨ましがっていたが、パルフェは曖昧に笑うことしかできなかった。


(誰かに代わって欲しいわ、こんな役目)


 そう思わない日は無かったけれど、姉が笑顔でいてくれるだけで十分だった。この笑顔を、パルフェは神から得た力で護ったのだ!


「ね、パルフェ! パルフェに似合いそうだから、これあげるわ!」

「え、よろしいのですか、お姉様……?」

「勿論よ! 折角綺麗なんだから、もっともっと着飾るべきよ!」


 相変わらず、ファニーシュはよく物を譲る癖があったけれど。最初は冷や冷やしたものだが、数年かけて観察してみたところ、聖女病らしき症状は見当たらず、


(元々、こういう性格だったのね……)


 パルフェはそう納得したのだ。


 そう、だって。姉は天使のような人だから。無邪気で、時々残酷な発想をする、天使そのものだから。だから──


「盗らないで!!」


 ファニーシュがパルフェを断罪した時、パルフェはそれを甘んじて受け入れた。


***


 パルフェとエオルが向かい合い、笑顔で何かを話している。


 リャーナルド家の屋敷に遊びに来たエオルが、供え花に祈りを捧げていたパルフェに声をかけ、その場で談笑をしている。──それを、遠くからファニーシュが何の表情も浮かべずに見つめていた。


「覚えていないわ! こんな光景!」


 大声をあげて、ファニーシュは遠くからパルフェを見つめる自分自身に詰め寄る。


「ねえ! そんな遠くから見てないで、近くに行って抗議すべきよ! だって彼はわたくしの婚約者なのよ! どうしてパルフェばかりがお話しているのって!」


 どこか体を強張らせていたフルゥが、「ふ」と小さく噴き出した。


「……あはは、無駄よ。これは過去に起きた事。もはや変えられない、過ぎし日の事」

「それでもよ! だっておかしいじゃない! パルフェも! わたくしが近くにいないっていうのなら、急いでわたくしを探しに行けばいいじゃない! どうしてお喋りなんかしているの!」


 怒りの声をあげてもフルゥは笑うばかりで、話にならない。ファニーシュはふくれっ面になって地団駄を踏んだ、その時。


 その場で立ち止まっていた景色の中のファニーシュが、妹たちに向かって歩き出した。


「あら、やっと──」


 何か言う気になったのね、と明るくなるファニーシュの目に映ったのは、ドレスのスカートで隠れた手にナイフを握る自分だった。


「そうよ! それでこそわたくしよ!」


 ファニーシュは過去の自分の行動に、満足げに声を上げた。


***


 パルフェが昼のお祈りを済ませ顔を上げたその時、覚えのある人が父に連れられて渡り廊下を通るのが見えた。声をかけようか、いやさすがに失礼か……と悩みその場で立ち止まるパルフェが視界の端に入ったらしい姉の婚約者が、「やあ」と声をかけてくれたので、悩む必要はなくなった。


「こんにちは、パルフェ嬢」

「こんにちは、エオル様」


 急いで彼らに近づく。走らないように、だけど待たせないように。令嬢として、淑女として完璧に。パルフェはエオルに歩み寄り、訓練された笑みを浮かべる。決して下心を感じさせないように、将来の義妹として振舞う。


「丁度良い。パルフェ、私はファニーシュを呼んでくるから、少しエオル様のお相手を頼むよ」

「分かりました」


 どうやら部屋を飛び出して見当たらない姉を探しているらしく、「あの子はどこに行ったんだか」とぼやきながら去る父を見送り、パルフェはエオルに顔を向けた。


「立ち話もなんですし、お部屋に案内しますね」

「ああ、いや。よければ供え花を見せてくれないか。前からリャーナルド家のものには興味があったんだけど、機会が無くて。いいかな?」

「勿論です」


 どうぞ、と何でもないフリをしながら庭園を案内する。こちらの緊張など知らず、彼は先導するパルフェの隣に並んで、胸元を彩るブローチに気づいた。


「それ、着けてくれているんだね」

「っえ、ええ……とても綺麗で……お気に入りなんです」

「よかった」


 穏やかに微笑む彼に調子を崩されつつも、パルフェは平然を装う。


「お姉様への贈り物は……」

「誕生日に渡そうかなと思って」

「でしたら、お母様に言って新調するドレスもあの首飾りに合うものを薦めましょうか。きっと、うんと喜びます」

「そうしてくれると助かるよ」


 彼に自分だけを見てもらえるのが嬉しくて、姉の目を気にせずに甘い感情を表に出しても許されるこの空間が愛おしいと思った。


 だってどうせ、パルフェはあと数十日しかここにいられない。だから、少しぐらいいいじゃないか、と僅かな自己愛が顔を出す。姉が席を外しているこの瞬間だけの関係だ。如何わしい関係を持とうだとか、姉を蹴落として自分のものにしてしまおうだとか、そういう話ではないのだから。悪い事をしているわけではない。姉に詰め寄られれば問答無用で崩壊する言い訳をしながら、大事な思い出の一つとして持っていく為に、一分一秒を噛みしめる。


 そうするとエオルの方からも反応があった。顔を合わせる度に彼の態度は少しずつ軟化し、将来の義妹に対する態度は一人の女性に対するものへと変化していく。甘い夢を見るパルフェの気のせいだったかもしれないし、彼もパルフェを好ましく思っていたのかもしれないが、今となってはどうでもいい話だ。


「……少し距離感を、お考えになった方がよろしいかと」


 いつだったか、リーヴィからそう進言された。いつものように姉が来るまでの間にエオルの話し相手をし、姉の準備が整ったと使用人に呼ばれて彼から離れた時だったと思う。


「どうして?」

「『どうして』?」


 馬鹿げた問いかけを繰り返し、リーヴィは鉄仮面に少し怪訝な色を乗せた。考えなくても分かるだろう、と言いたげだ。


「エオル様は、ファニーシュお姉様の婚約者です。いくら家族になるとはいえパルフェお姉様のそれは、義兄に対するものではないでしょう」

「それは……」

「ファニーシュお姉様はアホだから気づいていませんけれど、使用人からあらぬ推測を立てられています。貴方は……神の下に向かう身なのでしょう。体裁も考えてください」


 言わずとも知れた、当然の解答と注意に、パルフェは「そうですね」と返答し、だけどまるで彼と話すことを咎めるような言いぶりが鼻について、こう続けた。


「でも私、ただ話しているだけですよ。お姉様が来るまでの、ほんの数分だけです」


 エオルとの関係を疑う方がおかしいのよ、とばかりに微笑めば、リーヴィはしかめっ面のまま閉口した。納得したのか、絶句したのかは分からなかった。


 何度目の短い逢瀬だったか、それも覚えてはいない。それぐらいに、パルフェはエオルと二人で話す機会があったし、周囲が見えていなかった。


 パタパタ、と。子ども特有の軽い足音がして、パルフェは周囲を窺うように視線を動かした。


 姉が誰かに呼ばれてここに来たのだろうと思った。甘い時間の終わりを感じて残念に思いながらも、いつものように姉の到着を前にその場を立ち去ろうとするパルフェの前方から、姉が駆け寄って来る。


(お姉様ったら、エオル様の前で走るなんて……)


 さすがにそろそろ、令嬢として教育を受けた方がいいのではないか。一言注意だけでもしておこうか、ファニーシュは素直だし、意外と記憶力があるから一度言ったことはちゃんと覚えて守るだろう、などと思いながら、止まる気配の無い姉を受け止めた。


「──え?」


 小さな体躯の姉を受け止めた衝撃とは違う刺激が、腹部に走る。


 痛みの源が姉によって引き抜かれ、傷口が熱を持つ。姉が振り上げた手に持つナイフが血の色に濡れていて、刺されたのだと実感した途端に痛みでパルフェはよろめいた。


「お姉、様……」


 何が起こったのか、理解できなかった。


 思わず、何故、と問いかけようとしたパルフェに、ファニーシュは有無を言わさず再びナイフを振り下ろした。避けようとして胸部を掠り、体を支えきれずに尻餅をつくと、ファニーシュは馬乗りになった。


 鮮やかな菜種色が垂れた隙間から覗く血色の良い唇から、ぶつぶつと声が漏れている。


「ええ、そうです、神よ──彼女は罪を犯しました、故にわたくしが貴方様の使いとして罰しますわ──足りないかしら、そのようですわね、反省していただきませんと……」


 普段の姉とは違う空気に戸惑うパルフェに、その見目からは想像がつかない力でナイフが振り下ろされる。「ぐ」とくぐもった声が喉から漏れるのも気にせず、ファニーシュは骨ごと叩き切りそうな刃で肉を割き、引き抜きながら再び振り上げた拍子に血飛沫が舞った。


「な、何をしているんだ!?」


 突然の事態に遅れて反応したエオルが、二人の間に割って入り、パルフェからファニーシュを引きはがした。さすがに青年期に入った男の腕力には負けて、姉は床に放り出される。


「パルフェ嬢! しっかり!」


 後頭部を打ったのか呻く姉を置いて、エオルは先にパルフェの傍についた。怪我の度合いを思えば自然な反応だと思うが、婚約者である姉よりも優先されたのがこの状況下においても嬉しくて、パルフェは少しにやついてしまった。


 医者は呼べばすぐに来られる距離だ。幸い傷はそこまで深くはない。使用人に応急手当してもらえば、医者が到着するまで十分持つ。そう思って少し気が緩んでいた。


「大、丈……」

「──どうして?」


 周囲の大人たちに取り押さえられていたファニーシュが、声を上げた。


「何故ですの! 罪人には罰を! 罰を与えねばなりませんわ! そうでなければその罪は穢れとなってしまうわ! 嗚呼パルフェ、パルフェ! 罪を犯した愚かな妹を、わたくしに救済させると神は仰っていますのに!」


 顔を真っ赤にして、目を血走らせ、唾を飛ばして声を荒げる姉は今にも泡を吹いて倒れそうなほどの興奮状態だった。ファニーシュが何を言っているのか分からない。こんな姉は見たことが無かった。


 ただ分かるのは、無邪気な姉が怒っているということ……パルフェがエオルに抱いている感情をファニーシュは許せなかったという事だけだった。


 エオルがパルフェを抱き起し、ファニーシュから距離を取ろうとした。怒り狂うファニーシュから、怒りの矛先を向けられているパルフェを一旦視界の外に置こうと思ったのだろう。だが姉から見ればそれはきっと、エオルがパルフェを庇い、ファニーシュに非難の目を向けているように映った。


「なんでッ!!」


 さっと姉の目の色が変わった。


 まだどこか、罪を犯した妹を救おうという慈愛があったその目が、断罪一色に塗り替えられる。


 白熱した姉妹喧嘩だとでも思っていたらしい使用人の拘束を振り切り、姉は取り上げられていたナイフを奪い返してこちらに投げつけた。


「盗らないで!!」


 姉は天使のような人だ。天使そのものだ。少なくとも、パルフェにとっては、そうだった。


 だから、きっと、その人をここまで怒らせる原因を作った、パルフェが悪いに違いなかった。否。パルフェが悪い。だって、姉の婚約者に恋をして、あまつさえ僅かでもその恋が成就する夢を見てしまったのだから。


 迫るナイフの軌道を考えれば、少し体をよじれば避けられただろう。パルフェは姉の断罪を、甘んじて受け入れた。


***


 避けきれなかったナイフを胸に突き立てたまま、パルフェがぐったりと床に倒れ込む。今度こそ抑え込まれたファニーシュの額には既に咎の証が浮かび、騒ぎを聞いて駆け付けた両親やリーヴィがその惨状に青ざめる──。


 この光景を外野から眺めていた現在のファニーシュは、拳を振り上げ歓喜した。


「よくやったわ! 息の根は止められなかったけれど、及第点よ、わたくし!」

「くふふ……これを見て大喜びするのは貴方くらいでしょうね……」


 可笑しそうに笑うフルゥの後ろをついて歩きながら、進む光景を見つめる。


 急ぎ呼ばれて駆け付けた医師がパルフェを診ている間にも、ファニーシュはこれまでの巻き戻り同様に咎の証の説明を受けると牢へと放り込まれ、一人で『こんなのおかしいわ!』『悪いのはパルフェでしょう!』と騒いでいた。


「そうよ! 悪いのはパルフェよ! ねえフルゥ! 貴方もそう思うでしょう!」

「ええ。まったく、愚かな妹ね」


 言ってから、フルゥは自嘲的に笑った。


「っふふふ、姉の婚約者に横恋慕だなんて、怒られて当然だわ」


 どうして分からなかったのかしら。ファニーシュの問いにフルゥは言った。


 分かっていたけれど止める術を知らなかったのよ、と。


 ファニーシュは少し首を傾げた。

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