第33話 天地創造の話(伝説)

その夜はそれぞれが毛布一枚片手にソファーのある部屋で各自寝ることになった。


ロッテ曰く、


「悪いねぇ。来客用の部屋作るの忘れてたわ」


ということだ。


ここでいいかしらと入った部屋の中にある本棚を見回す。

どうやらこの部屋は辞書専用の部屋みたいで、特に見ても楽しく無いものばかりと判断してソファーにすぐ横になった。


ロッテに渡されたロウソクの火を消すと周りは真っ暗になって、天井の明り取りから星が見える。


…思えばここってどこなのかしら。あの砂漠の王都付近じゃない気がする。


砂漠地帯は日中は日差しが暑いを通り越して痛いくらいで、夜になると急激に冷え込む。でもこの屋敷は昼でも夜でも暑いとも感じず寒いとも思わない。

多分一定の温度を保つ魔法でもかけられているのだろうけど。


それに窓も天井についている明り取り程度しかないから、この屋敷の中からは空しか見えないし…。でもどうでもいいわね、ここがどこなんて。


でも本の片付けが一段落着いたら水のモンスターについて教えるって言われたけど、今日一日やっても作業が進んだ実感がわかない。


サードなんてソファーに寝転がって本を読んでいて動く気配が無いし、アレンは数少ない絵本と児童書を終わらせたけど、私たちと同じような本の選別作業に取りかかると、


「うわぁー意味わかんねー。この『庭の造形美の作り方の歴史』って何だよー、植物?建築?美術?歴史?ロッテーこれなにー?」


とロッテにいちいち聞きにいっている。


この状態だといつまでかかるのかしら…そう考えてるうちにウトウトしてきて…。

でも夢の中でウンウン唸りながら本を選別して、ハッと目覚めるのを何度か繰り返した。


何度目かの目覚めを体験してもまだ空は暗い。明るくなる気配もないからまだまだ夜みたい。


こうなったら気分を変えに水を飲みに行こうと辞書の部屋を出て、キッチンに向かう。


ロッテは本の周りに湿気のあるものは置きたくないみたいで、水気のあるキッチン、お風呂にトイレは屋敷の一番奥の方にあるからかなり歩く(ついでにロッテの部屋も屋敷の奥にある)


暗いけど、それでも壁にかけられたロウソク型のランプがほのかに廊下を照らしているから不便なく歩ける。


するとある部屋の中から声が聞こえてきた。ロッテとサードの声だ。


二人だと察して、ふっと嫌な予感が走った。


まさかサードがロッテを口説いてる?でもロッテの二度と使い物にならないの言葉で諦めたんじゃ…?まさか諦めてなくて、ギリギリのセクハラ紛いのことをしようと迫ってる…!?


心配になってそろそろと部屋に近寄って聞き耳を立てた。

これで嫌な予感が当たっていたらすぐにサードの魔の手からロッテを助けないと。


中からはロッテの声が聞こえた。


「まずは自分の魔法の特性を知ることから始まるね。例えばガウリスみたいに神官をやってた人間が黒魔術を使おうとすると上手くいかない。ここまでは理解できる?」


「とりあえずなんでもいいから話せ。そうしたら覚える」


話の内容的に心配しているようなことにはなってないみたい。どうやらサードがロッテに魔術関係の事を教わっているように聞こえるけれど…。


何で?と思ってるとロッテが話し始めた。


「分かった。まず人間が扱う魔法には沢山の種類がある。魔の力を借りる黒魔術、神の力を借りる聖魔術、精霊の力を借りる精霊魔術、魔法陣を描く正当魔術、呪文を唱えて魔法を発動させる詠唱魔術。

正当魔術と詠唱魔術が人間界では一般的な魔法と言えるかな。それでその二つが人間の間で一般的になったのは…」


ロッテは魔術について話し続けて、サードもロッテを口説いてないし話を聞いてるだけみたい。

それならいつまでも聞き耳を立てるのもな、と思って別の通路からキッチンに向かおうと二人のいる部屋に背を向けた。


「何も呪文を唱えないで、自然の力をあらん限りに増幅(ぞうふく)する魔法はどれにあたるんだ?」


サードの言葉に足を止めた。


「自然の力をあらん限りに増幅?精霊魔法じゃないの?精霊は基本的に自然の存在だから力を分けられたら自在に扱える…」


「違う、そんなもんじゃない。火種があれば大火事になるし、飲み水があれば洪水を起こせる。風を起こせば竜巻になるし攻撃されそうになったら地面を盛り上げて壁みたいにして防ぐことができる。

ついでに風を起こして竜巻を起こした時にゃ雷と大雨も引き起こしたし、木もあっという間に成長させて好きな方向に伸ばしてたな」


それって私のことじゃないの。


ソッと足音を立てないように部屋の近くまで戻った。


「まるで天地創造だね」

「天地創造?」


「この世界ができた話…まあ伝説なんだけど、知らない?」


「知らねえ」


ロッテから笑いをかみ殺したような含み笑いが漏れる。


「あんたって本当に正直だよね。それくらいプライドが高けりゃ知ったかぶりしそうなもんなのに」


「知らねえもんを知ってるふりして知識を手に入れるチャンスを逃すものほど馬鹿な行為はねえだろ」


「…あんたもあたしに負けず劣らず知識に対しては貪欲だねぇ」


ロッテは笑いをにじませながら話を始めた。天地創造の話なら大体の人は知っている。だって自分たちの世界が出来た話なんだから。


昔々。まだ魔界・人間界・天界の区別もなく、魔族も人間も神も同じく過ごしていたころ。


神は人間を愛し魔族を愛し分け隔てなく愛を注ぎ、安全なものをすべての生きとし生けるものに与え、魔族は危険な事や危険なものを察知する能力に長けていたから、人間や神から危険な事を遠ざけ守った。


人間は力も持たない存在だったから、ある者は神に感謝し、ある者は魔族に感謝しそれぞれに感謝して日々を過ごしていたけど、次第に人間の中で口論が起き始めた。


「神こそが我々に恩恵を与えてくれる最も素晴らしい存在だ」

「いいや魔族こそが我々を危険から守ってくれる最も素晴らしい存在だ」


神は人間たちをなだめた。


「我々は同じ仲間。互いが愛し合い、物を分かち合うのは当たり前のことです」


魔族も人間たちをなだめた。


「我々は皆を危険から守るのに長けているので、その役目に徹しているだけ」


でもなだめる言葉も聞かず人間たちはヒートアップして、ついには互いに戦い始めた。


これが人間の起こした最初の戦争だとされている。


神は人間にやめるよう説得し続けたけど、これは神のためだと戦争を止めない人間を見て、ついには呆れを起こした。


「なるほど、人間はいくら私たちがやめなさいとたしなめても戦争を続け安全を放棄したいのが望みらしい。それならば私たちは人間の望み通り自由に戦わせてやろう。自身らが自身らの間違いに気づき平和を望む心が生まれるまで私たちは手も口も出すまいよ」


神は静観に徹し、魔族は危険から人間を遠ざけようと躍起になって戦争を止めようとして、共通の敵を作れば戦いをやめるはずとモンスターを作り出した。


これがモンスターが生まれた所以(ゆえん)で、魔族が作りだしたからモンスターは魔族が扱いやすいものとされている。


魔族の作戦は功を奏して、人間はモンスターを倒すため互いに協力し合って戦いは収束を迎えつつあった。


すると静観していた神が戻って来て、当たり前のように自分たちに接してくる。

魔族は腹を立て文句を言った。


「我々が人間の戦いを止めようとしている時に何もしなかったくせに、終わった途端に戻って来て。お前は何のための神なんだ」


神は言った。


「人間の戦いたいという望み通りにさせていたまで。今の人間の望みは以前と同じように暮らすこと、だからその望み通り戻ってきた」


この言葉に魔族が怒りだした。


「そんな勝手な言い分ばかりするような者と以前のように暮らせるか」


今度は魔族が神にそっぽ向いて、神と共に人間のせいでこんなに腹の悪い事になったのだと人間すらも見捨てた。

神と人間は魔族を説得したけど魔族の口と頭はよく回って、どうあっても言いくるめられて説得できない。


業を煮やした神は言った。


「これ以上意地を張るのなら、愛と恩恵を与えないぞ」


魔族は返した。


「お前らの愛と恩恵なぞいらん。お前らとはこれから先、未来永劫交わることなどないだろう。…いいやお前らが困ることを望んでやってやる。神であるお前らは我らの困らせてやるという望みを喜んで受け入れるのだろう」


魔族が神を拒否し呪い決別の言葉吐いた時から魔族は神からの愛と恩恵を受け取れなくなって、神に唾を吐き罵(ののし)り、人間を悪い道へ陥れる存在になったとされている。


魔族は言葉の通り神を困らせてやると純真な人間たちを甘い言葉で誑(たぶら)かしては、人間を使役し始めた。

魔族の手によりあっという間に悪い心持ちの人間は増え、善良な人間を殺し神が困ることを水面下で静かにしかけてくる。


まさか人や魔族の望みのままに行動し続けていただけでこのような事になるとはと神も大いに困惑して反省した。


悩んだ末に神は魔族とは正反対の存在であろう、人間を魔族から守る存在になろうと決断し、身体から明るい光を放ち善の心をもつ人間と力を合わせ魔族に対抗した。


次第にその攻防戦は世界に広がり、ついには神・人間・魔族全てを巻き込んだ大戦争に発展した。

その戦いは凄まじくて、神・人間・魔族の暮らしていた世界は破壊された。


戦いの勝負はつかなくて、神の放つ光が傷に障るから魔族はひび割れた地面の下に退避して、神は自身の放つ光で人の目も潰さんばかりになっていたから天の上に昇っていった。


人間はその中間地点に取り残されて、神と魔族の戦った後の荒れた世界に絶望した。


その様子を天の上から見た神は天の上から新しい世界を創って今の世界が誕生した。


これが天地創造だ。


でも神は地面のヒビ割れを渓谷と勘違いして直さなかったから、魔族は今でも地上に現れ人間を誑かすのだという。


「…というわけ」


丁度ロッテもサードに話し終えたみたい。


「で、話の流れ的にエリーが天地創造まがいの魔法が使えるの?だとしたら神の血が入ってるってことになるけど」


ロッテの言葉に胸がドクンと高鳴る。


私は人間のようで人間じゃない、新しい種族だと言われている。

でもまさか、神様の血が入ってるだなんてこと…。


ロッテの言葉にサードは何ていうのかしらと聞いていると、サードは逆に質問した。


「あんたはどう思う?」


ロッテはうーん…、と少し黙ってから、


「天地創造の話は魔界でもおとぎ話レベルにしか認識されてない。ちなみに今あんたに話した天地創造の話は人間のものなんだ。

魔界に伝わる話だと神はもっと陰険で自分の身の保身ばかりで何もしない能無しみたいに書かれてるし、人間は自分たちの楽しみのために存在する家畜程度にしか書かれてない。

神に天地創造の話がどう伝わってるか分からないけど、まず人間界の伝説が実際にあったことで中立の立場で書かれてると想定しよう。

『昔、この地上には魔族・人間・神が一緒に暮らしていた』それぞれの種族はその種族だけで固まって過ごしていたと思う?」


「いんや。それぞれ違う種類でも関わり合ってたと思うね」


「そう。魔族と人間、人間と神、魔族と神が結婚してその子供が出来ていたかもしれない。もし神との子がそのまま人間として地上に残ったなら、あり得ない話じゃないと思うけど」


「…魔族のあんたから見てエリーは神と感じるのか?」


ロッテの無言が長く続く。


「…分からない。色んな種族っぽいけど、これだ、って断定できない」


「…そうか。どれかに近いんだったらその特性の魔法をもっと覚えさせようと思ったんだがな。あいつの魔法、変に強いから使い勝手悪ぃんだ」


悪かったわね、とイラッとしているとロッテは笑う。


「ああそういうこと。いきなり魔法を教えろって言うからあんたが魔法使いたいのかと思った」


「俺が使えるわけねえだろうが。あいつ魔導士のくせにろくに魔法のこと知らねえから俺だって自分で分かる限り情報収集しねえといけねえだろ」


少し間があいた。


「今あたしが言った程度ならエリーだって知ってると思うけど」


そうよそうよ、最低限の魔法の知識なら子供の頃にキッチリと叩きこまれたから今ロッテに質問した程度なら私にだって答えられるわよ。


「あんたが思ってる以上にあいつは馬鹿なんだぜ?覚えてるふりしてほとんど穴抜け状態で覚えてるだろうよ」


なにそれ失礼な!


カッとなって部屋に突撃しそうになったけど、そうすると今まで聞き耳を立てているのがバレると慌てて踏みとどまって深く深呼吸して落ち着く。


中からはロッテの含み笑いが聞こえてくる。


「年下の女の子に聞くのは男のプライドが許さないって感じ?」


「そんなんじゃねえよ。あいつのうろ覚えの知識鵜呑みにしていざ生死の瀬戸際って時に間違った情報だった。そんなの笑えねえだろ?」


だから失礼な!言っておくけど勉強は得意なんだからね、私!


「試しに色々聞いてみなよ、今日見ただけでもエリーは真面目だし難しい文字も読めるし分からないことはすぐ質問して覚えようとする努力家だし、頭のいい子だと思うよ」


「はぁ?頭がいい?頭がいいってのは頭に入れた知識を活用して応用できる奴のことを言うんだぜ?知識だけじゃ馬鹿と同じだ」


「ふざけないで!何よいちいち馬鹿にして!」


ついに我慢しきれず部屋に突撃してした。でも二人は驚いた素振りも無くて、むしろ、


「あ、やっと入って来た」

「いつまでも聞き耳立ててんじゃねえよ」


という反応が返って来る。


…とっくに部屋の外に居るのがバレていたみたい。


気恥ずかしさを感じて口ごもりながら、


「気づいてたなら声をかけてくれたっていいじゃないの」


とモゴモゴ言いながら中に入る。


「だって普通に足音立ててきて急にそこで止まるから…どうしたのかなって」


そんなに私の足音って響いていたの、と別の気恥ずかしさも感じた。

ロッテは椅子を引いて私にすすめ、


「で、エリーは自分で自分のことどう思ってるの?家代々に伝わる言い伝えみたいなものとかない?」


椅子に座って少し黙る。


私の家、ディーナ家からは力の強い魔導士が多く排出されていて、その力の強さを調べたいとの学者の申し出を快諾(かいだく)した。

そこから戦争が起きたんだから、軽々しく話すのは気が引ける。


特にサードは私の純金になる髪のことは神経質なまでに隠したがっているし。


黙っているとサードが私の代わりに話し始めた。


「こいつとその親父は今まで見つかってなかった新種族じゃねえかって話なんだ。本当なのか分からねえがな」


「新種族!?へえ~!」


ロッテの目が興味深々という輝きに満ちている。


「新しい種族ならそりゃどの種族なのか分かるわけないわ。へえ~、新種族か…レアなのが目の前にいるんだわぁ…感動~!」


空中からロッテのメモ用の本とペンが落ちて来て、新しいページにカリカリと読めない文字を綴っていく。


「なあロッテ。人間界、天界、魔界の他の世界のことは知らねえか?」


サードがふいに口を開いて、ロッテは文字を綴る手を止めてサードの言葉の意味を少し考え込んでから、


「他にって?」


と質問を返す。


「大体ここと似たような世界だが、モンスターはいねえ。魔法もねえ。魔族も神もガウリスのあのリュー…ドラゴンも伝説上の存在だと信じられているが、実物はよっぽど第六感が優れてない限り見るやつもいねえし声も聞こえねえと思う。そんな世界の話は聞いたことはねえか?」


「…?」

サードが何を言おうとしているのか分からない。


魔法が使えなくてモンスターも魔族も、もしかしたら神様もいないかもしれない世界?それでガウリスのあの姿は伝説で信じられてて…。


あれ?でもガウリスのドラゴン姿はモンスター辞典に載ってない…。…ん?あれおかしい。だったらサードってどこ出身なの?

あれ違う?魔法も魔族も神もモンスターもいないって…、……。そんな所、この世界にある?

あれそれじゃあサードって…?


頭が混乱してきた。


ロッテは長い間黙りこんだあと何かの考えにたどり着いたのか…それでもどこか信じられないという表情でゆっくりと身を乗り出す。


「…その世界ってどこの話?もしかしてあんたの生まれ故郷?だとしたらこの世界の他にもここと同じような、でも何もかもが違う世界ってのがあるの?」


サードはそんなロッテの姿に、ニヤと笑った。


「なるほど知らねえか。魔族で知識もあるあんたなら分かるか聞いただけだ」


サードがそう言いながら立ち上がって部屋から出て行こうとする。


「ああ待って、その世界のこともっと詳しく教えて」


ロッテが軽く腰を浮かせてサードをひき止めるけど、サードはニヤニヤしながら振り向いた。


「あんたぐらいのいい女にすがりつかれる切り札を見つけたんだ、とことん焦らしてやるさ」


ロッテはこいつ、と鼻で笑って座り直したけど、すぐさま私がサードの服をつまんでひき止める。


「ちょっとサード、そこまで言ったんなら最後まで教えてよ。あなた結局どこの生まれなの」


「出稼ぎに病人、死人、娼婦、罪人の多い所の生まれだ」


サードは手を払って行ってしまった。


「エリーもサードの故郷の話って聞いたことないの?」


頷きながら、


「会ったころは旅に慣れるのに必死で、過去を聞く余裕なんてなかったのよ。この間初めて聞いてみたんだけど、あんなこと言うから聞かれたくないのかなって思って…」


けどロッテ相手だと普段言わない自分の話を素直に言っていたわと思うとムカムカしてきた。


「ロッテには色々言うのに何で私たちには何も言わないのよあいつ」


ロッテは笑った。


「あいつは単純にあたしから知識を吸収したいだけだよ。それと自分が有利になる情報を少しさらけ出したって所でしょ」


「けどずっと旅してんのにお互いのことろくに分からないとかどうなの?って思うのよ。アレンは聞いたらどこそこ出身で商人の家の出で~ってちゃんと答えてくれるのに…」


「どう見たって気難しい奴なんだから放っておきなさいって。言いたくなったら自分で言いにくるでしょ」


そうかなぁ、と口をつぐむと、ロッテは時計を見てから私に視線を戻す。


「もう夜も更けたよ。あたしはまだ起きてるけどそろそろ寝たら?」


時計をみると、夜中の十二時に針が進んでいる。そろそろ次の日になりそうだ。


「ロッテはまだ起きてるの?」


そう聞くと、ロッテはふふふ、と笑った。


「魔族は人間界でいう一週間は寝なくても平気なのよ。だから人間の倍は本を読めるわけ。人間より体は丈夫だしね。人間は寿命は短いしろくに起きてられないから、あたし魔族に生まれて正解だった。人間に生まれてたらきっともう不眠で死んでる」


その言葉に私も思わず笑った。

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