関係性

修二「そんな気を使わなくていいですよ」


私「え?何がですか?」


修二「食べるの気遣ってるでしょ?」


私「あーあ。気遣いますよ、笑」


修二「ラーメン気遣って食べたら美味しくないすっよ、ほらこうやって。

ズルズル」


私「ふふふ。ありがとうございます」


菜々子は修二の言葉に肩の力がふぅわと抜けた。


二人はラーメンを食べ終わり外に出る


「先輩ー!」


今風のキャピキャピした女性と修二と同い年ぐらいの男性が

修二に向かって手を振る


「修二先輩どこ行ってたんですか?」


「あっちょっとラーメン食べに。

こちら白鳥さん、今日から派遣で働いてくれる」


私「宜しくお願いします」


三好「三好直美って言います。こちらが

同期の久保雄介」


久保「こんにちは」


修二「二人とも俺より一つしたの後輩なんだ」


私「あっそうなんですか。宜しくお願いします」


久保「修二さん手つけるの早いですね、彼女さん焼いちゃいますよ」


修二「そんなんじゃねーよ、ほら白鳥さんご結婚されてるし」


久保「人妻っすか」


三好「余計なこと言ってないで、ほらいこ」


久保「はいはい」


三好「邪魔してすみませんね」


修二「いや、まあ、邪魔ちゃ邪魔だけど」


三好が久保の手を引っ張り立ち去る


修二「白鳥さんすみませんなんか。気悪くしましたか?」


私「いやいや全然。」


修二「車戻って早速仕事しましょうか」


私「そうですね、ご馳走様でした」


修二「いえいえ全然。じゃ行きましょうか」


私「はい」


修二と私は車に乗り込む

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退屈凌ぎの秘事なんかじゃない @nanairo37

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