IROHA04 春の光(卯)

 をちもぬかあめ なけくそや

 ほろゑひゆれて ついにせす

 ねむりまみえた はるのこふ

 うさきおゐし  よとわらへ


 彼方をち糠雨ぬかあめ   嘆く初夜そや

 ほろ酔い揺れて つい

 眠りまみえた   春のこう

 兎追いし    世とわらべ


――――――――――――――


・新年ゆるふわ解説4


 どこまでも霧雨が降る夜に、落胆していた。

 もう酔いに任せて寝てしまおうと、今日を終える。

 けど夢の中でこそ、初日の出が見えた。

 のみならず浮世は新しい干支を迎え、子供は兎を追っかけていた。

 ほっこり。

                       (400%あけおめ)

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雨のいろは歌(47文字) 常陸乃ひかる @consan123

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