とても綺麗な小説でした

目に見える美しさ、目に見えない美しさ、それらの関係性が描かれています。

個人的には、食堂を出たアニーの言挙げの場面がとても印象的でした。堂々とした正論が格好良かったのもありますが、最後まで読んでみると「果たしてあの場面、自分の姿でも同様に言っていたのか」なんていう想像ができて二度美味しかったです。

読み物としての完成度も非常に高かったです。言葉選びや話のテンポの良さ、キャラクター像のブレなさに加えて、そのうえ後味も良いという、文句のつけようが無い凄い作品でした。投稿お疲れさまでした。