第6話 清流

大物政治家達の護衛の任務が無事に終わり、漆黒の銀翼としてのはじめての任務を完遂した俺、鴉黒斗と伊邪那美霊羽と妹の光の錬金術師である伊奘諾雷羽の3人はあることで司令室に呼び出され隊長にある質問されたそれは「お前達はもう移植された妖怪である八咫烏と酒呑童子の能力に覚醒してはじめて変身したんだな」とそして映し出された映像には映像には俺の八咫烏の能力を使って放ったプラズマで丸く大穴が高層ビルが映し出された、正直、変身していた時は意識はあったもののほとんど無意識のうちに身体を動かして俺は戦っていた、また自動ドアに認識されずに突然に妖怪側の長であるぬらりひょんが現れた、そして俺と霊羽、雷羽の3人を見て妖怪の長であるぬらりひょんはあることを質問した「お前達はカムイをその身にまとう少女を見たのか?アイヌの民族のところで育ったのなら是非是非漆黒の銀翼に引き入れたい」と俺は「いいですよ、どうせ作戦で野外キャンプするんだしアイヌのことももっと知りたかったから」と霊羽も「ちょうど私もその子のことむちゃくちゃ気になってたのよ!うちの部隊に引き抜いて私たちの部隊、漆黒の銀翼に入隊させるんですか?」とその質問に隊長は「正解だ、彼女のもつ変身能力は鴉天狗の能力との適性が非常に高いからな」とそしてぬらりひょんは「もう転属届けは出して今、ちょうどこっちにやってきてるところだ」とたしかに司令室の後ろの廊下が何やら騒がしいそしてようやく自動ドアが開き息切れしながら漆黒の銀翼の制服を着た遠野神威が現れた、青色の髪に焚き火のような赤色の瞳の彼女、そして彼女の制服は黒色をベースに青色のアイヌ紋様が施されておりセーラースカートも青色のラインにアイヌ紋様が施されている、そして神威は息を切らしながら自己紹介をした「お久しぶりだね!今日から漆黒の銀翼に所属することになる遠野神威だよ!神威でいいよ!」とそして神威、漆黒の銀翼に所属することを自らで決めた彼女が初めて俺たちに出した最初の依頼は実に以外なものだった、そして俺たちは軍用車で清流が流れる川に遊びに行くことになった、しかし驚いたのは神威の手際の良さだ、キャンプの設営はもちろんのこと、焚き火の火起こしまであっという間にやってのけた、そしてその手際の良さにどこか北海道の香りを感じた俺は神威に「お前、アイヌのところで教わったのか?その手際の良さはアイヌの人たちから教わらなきゃできない芸当だ」とすると神威は「やっぱりわかるのね、あなた、確かに私の生まれは秋田の遠野だけど育てられたのは北海道のアイヌの人たちだよ」とそして俺たちは軍用車で交代でそれぞれ水着を着ることにした、そしてそこからは俺、黒斗の目線ではなく私、伊邪那美霊羽の目線での話だ、軍用車は着替え室ぐらいのスペースはちょうどあった、そしてしきりに私は簡易的なものを作り私達、女子勢が軍用車の前、黒斗は私達の後ろで軍から支給された水着に着替えることにした、幸いにも神威の依頼がこの程度で済んだのはきっと私達が変身能力に覚醒したからだろう、にしても私や妹の雷羽に負けず劣らずのナイスバディだ、どことなく雪のような白い肌に色香がある、神威もその気になればグラビアアイドルはいけるだろう、下着にまでアイヌ紋様が入っていることには少々驚いたがそして私達が黒斗より先に軍から支給された水着に着替え終わった、軍から支給された水着は黒色と銀色のラインが入った漆黒の銀翼のエンブレムが入ったスクール水着だった、理由は肌の露出が好きかもなければ戦闘にも集中しやすいからだろう、そしてそのあと着替え終わった黒斗は黒色に銀色ラインが入った銀色で漆黒の銀翼のエンブレムが入った海パンだった、そして何よりも私が一番びっくりしたのは私達に依頼してきた依頼者である遠野神威、彼女の水着だ、元々は違う組織に所属していたとはいえ青色のアイヌ紋様のビキニだったからだ、女の私が言うのもなんだがもはや神威、彼女の抜群のスタイルの良さはグラビアアイドルだ、おそらく黒斗はたじたじなはずだ、黒斗は半人前でかくいう私もまだ3分の一人前だ、ひとしきり川遊びを思う存分私達は満喫した後、焚き火で串に刺した鮎を食べた神威はその時「ヒンナヒンナ」と言いながら食べた、このヒンナという言葉はアイヌの言葉で食に感謝を表す言葉だ、間違いなく北海道で彼女はアイヌの人たちに育てられたのだろう、そして次の日、神威、彼女は鴉天狗の能力の移植手術と契約をし正式に漆黒の銀翼に所属することになった、初入隊の子がまさかこの子になるとは私達は思いもしなかった、そして神威、彼女の能力のすごさを私達はこれからの戦いで思い知ることになるのだった。

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