第3.5話 後輩は劔先輩を愛している

第3.5話


未來side


その後、私達は別れた。


多分、劔先輩が私を心配させない為だろう。


全く、理解わかりやすい人…


本当に…


「愛らしいなぁ…」


ヤバい、興奮が止まらない。


下手をすれば濡れてきちゃう♪


早く家に戻らなきゃ!


「さて、戻りましたよ劔先輩人形マークⅢちゃん!」


部屋に着いた瞬間、私のベットに転がっている劔先輩をディフォルメした人形に抱きつく。


マークⅢなのは、をし過ぎたせいで、代替わりしてしまったせいだ。


色んな事が何かって?


ひ♡み♡つ♡


「ああ、今日も劔先輩は格好良かったなぁ…」


格好付けてる姿も無様を晒した敗北者の姿、吐きそうになるのを耐えている弱った姿。


その全て一頭足が私の心を踊らせ、唆らせるのだ。


「はぁ、ヤバいぃィィ!子宮がキュンキュンしちゃうよぉォォ!!」


ヤバい、蜜が止まらない。


「もっと見て、先輩!」


私が叫ぶ視線の先には劔先輩が沢山居る。


初めて会った時の写真、彼が先無さんに微笑んでいる時、彼が私の親友こと妹を甘やかしている時。


様々な場所、様々な感情、様々なシチュエーションの写真が部屋中のあらゆる場所に貼ったお陰で、私の部屋に死角は無くなった。


最高の布陣であり、現在進行形で増殖中である。


「ハァハァ、頑張ってくださいね劔先輩…」


私が好きなのは、なんです。


「貴方のより良い結末へ向けて、私がサポートします。」


だから…


「私を魅せ続けてくださいね♡」


続く

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