RIMのうつ病(二度目の波)



友達から連絡が来たのです。


薬をたくさん飲んでしまう友達がいるから助けて欲しい、そんなような話から始まりました。




簡潔に言えば、多重人格でメンヘラ、モラハラ。


そんな人でした。


私がその人と関係を持ったのは2015年2月〜2016年3月の末まで。


たった一年の出来事でしたが、私はとても疲れてしまいました。




どこからどう話すべきか、私も当時色々とありすぎて、記憶が朧気です。


日記やスケジュールを残していたのでなにがどの日に起きたのかは残っています。




まず、私は友達からの連絡が来てから二週間だけ、その人の助けになろうと家に乗り込みました。


薬を飲むことをまず止めないと、と思ったのです。


愚行でした、彼女は薬を飲むことを辞めないどころか、こちらを心配させようとあの手この手を尽くして来たのです。




当時は本当に心配していて、彼女の中にいる人格のことも一人一人知っていこうとしていました。


けれど人格が複数いることで、意見がコロコロと変わってしまうのです。


ダブルバインド、来いと言われたり来るなと言われたり、しろと言われたりするなと言われたり。


それが日常的にあり、混乱して、どんどん私の精神はボロボロに疲弊していきました。




救急車を呼んだこともあります、自殺未遂もあります、リストカットもあります、夜中に命の危機で呼ばれますし、メールが何時に来ても付き合いました。


今なら、初期の頃に離れた方がいいタイプだと解ります。


友達からの頼まれ事だからと、私は頑張ってしまっていました。


そうしてストレスで声を上げるほどに耐えられなくなり、また深く深く病んでいきました。




あれがモラハラに当てはまることだったと認識出来たのは、彼女から離れてからでした。


それまでは友達になったからと、悪く見ないようにと、目を背けてしまっていたのです。




一緒に出掛けたり、楽しい思い出もありました。


しかしそれ以上に、心配を煽ることを仕出かしたり、こちらを感情的に責めたり、耐えられないことが次々と起こりました。


殴られたこともありました。


もっと早く逃げられていたら良かったものの、友達だからと、耐えてしまったのが悪かったのです。




そうして疲弊していき、離れてからしばらく経つと酷い鬱が来ました。


関わったのはたった一年です、そのうちの半年程は会わない期間もありました。


けれどこの一年が最も私の精神に影響を与えたという程、酷い環境でした。




慢性疲労のような症状になったのは、この頃からです。


私は病院を変え、実家の方の病院に通うことになりました。




アスペルガー症候群ではないか?


自分の症状や生きにくさの原因を調べていくうちに、その疑惑が浮かび上がり、実家の近くに発達障害専門の病院があることを知ったのです。




2015年秋頃からその病院に通い始め、それから実家に強制帰還、一人暮らしの期間は終えました。


引越しの時、私はうつ病の最も悪い状態になっていて、ほぼ動けない状態で引越しを見届けていました。


本当に動けず、始終ベッドにいました。


本当に何も出来ないことが心苦しくて、そのことは鮮明に覚えています。




この時の鬱の期間は一番長かったです。


この頃から2020年6月頃、約5年間、仕事が出来ない状態でした。




この期間、私は発達障害で行き始めたその病院でうつ病や注意力散漫の治療しつつ、グループカウンセリングのようなものを受けていました。


私と同じく発達障害で生きにくい女性のグループの集まりです。


そこでは今も月に一度集まり、1時間程お話をすることを続けています。




その後親戚から、アルバイトをしないか?とお誘いいただいた仕事場で、少しだけ仕事をさせていただきました。


ただ疲労感や体調不良が続き、まともな所ではまだ仕事が出来るような状態ではありません。


ほぼ休みつつたまに顔を出すような仕事の仕方になってしまっていましたが、誰からも責められることなく二年ほど通っていました。




三度目の鬱の波が来たのは、今から一年三ヶ月程前、2021年のクリスマスのシーズンでした。


次回書きます。

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