★再起動


打診がこなかった理由として、私はお盆のあいだだったからと考えています。

なるべく休みのときにランキングを狙うのはよくないかもしれません。

はい、言い訳ですね。

真実はどうかはわかりません。


それで、当然……ブックマーク1マンをとっても打診がなかったので落ち込みます。

それでクリアだと思っていたのだから。

壺おじで一気に頂上から落とされたときみたいなものです。

しばらくは落ち込みました。


一回ブックマーク1マンをとっても、そこからもう一度チャンスをつかむには、もう一度ブックマーク1マンをこえなければなりません。

ですがそう簡単になんどもそれができれば苦労はしません。

コツがわかったとはいえ、なかなか気力てきにも難しいです。


そこからは何度か作品を作っていきました。

ですがどれもぱっとせず、迷走していたものもあります。

もちろんかなり数字は安定し、ランキングも2桁には簡単にのれるようにはなりました。

しかし、あの興奮が忘れられないのです。


ただただ満たされないまま、時間だけが過ぎていきます。

その間何作品かを書き上げましたが、どれも数字はふるいません。

自分では自信があるはずなのに、どうして。

ですが実際は慣れて慢心をしていただけでした。


このくらい書いておけばいいだろうとか、これなら読まれるかな。

といった、曖昧な気持ちで書いていた部分があります。

もちろん楽しく本気で書いていたつもりでした。

ですがどこかで甘えていたのかもしれません。


最初のころの情熱はもっとすさまじかったはずです。

医術ギルドを書いてたときは、もっと熱があったはずです。

しかしなまじ一度山を登ってしまったせいで、どこか油断をしていたのかもしれないです。

どこかで満足していたのかもしれない。


ですが当然、そんな甘い考えが入り込んでいては成功できません。

そのまま9月。

一気に時間がすすみます。

迫るカクヨムコン。

年内と考えるなら、あと3か月しかありません。


勝負に出るなら、せいぜいあと1回が限度かと思いました。

そこでもう一度、本気でやらねばと立ち上がります。

今まではどこかで予防線をはっていました。


いくつか書きたいものの案はあったのですが、その中でも本命を選んで書いてはいなかったのです。

失敗が怖くなっていて、本命の作品で失敗したらどうしようと思うあまり、2番手くらいの書きたい作品を着ていました。

でももう逃げてばかりはいられません。


確実に読者の心を射止められる作品が必要でした。

もう一か八かの賭けはできません。

ここで確実につかみとりたい。

なのでずっと寝かしていた、本命のアイデアにとりかかります。

それが現在の代表作である「確定レアドロップ」でした。

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