醜い自分

 鏡の中を覗き込む。映るのは受け入れがたい事実。なんと自分の顔の醜いことか。

 この醜さをなんとか克服しようとした。だが、いくら手を尽くしても、目の前の事実は変わらない。

「そりゃそうでしょうよ」

 隣に居た姉が言う。

「毎日夜更かししていりゃ、いくらお手入れしても肌荒れするでしょうよ」


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『140字小説方丈杯』参加

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