民のために死ぬ運命を定められた少女の儚い青春の物語

領民に家族を殺され、王国の教育機関に収容された少年ラルフ・ロドリゲスと、迫りくる彗星の脅威からその命をもって国民を救うことを宿命づけられた”星の子”の少女リオラ。
そんな二人が出会うのも、また必然だった。
リオラ、”見送り人”に指名されたラルフ、そしてなにかとラルフの世話を焼くエミリーを合わせた3人の長くも一瞬の旅路。
困難を乗り越え、やがて訪れる使命の旅の結末は――


しっかりとした文章で風景、背景、心情などが描かれた読み応えのある作品です。
この旅の結末はご自身の目でお確かめください。