2番目の始祖

@405a

第1話 2番目の始祖

 吸血鬼の始祖、この上海に倒れた始祖、この倒した少年は、始祖の呪いに、第二の始祖となり、世界に追われた。

 西暦2022日、12日12日、関東メガフロート隣接区繁華街。

 炎将一徹

 「腹減ったな」

 近頃はコンビニも遠い、財布は強盗した相手の財布、中身は寂しい七百円。

 一徹

 「七百円か、もう一件いくか」

 ホームレスの炎将一徹、この強盗した後、お札が一枚、小銭が数枚。

 一徹

 「悪くない」

 コンビニに弁当、ジュースを買う、この公園に飲食。

 歳は16歳、住所不定無職、また強盗が日常生活の収入源、彼女なし、童貞、この哀しみを夕日に叫んだ。

 夜間は吸血鬼の力が増す、この吸血の為に繁華街を彷徨う。

 若い女性に集中する吸血欲、この哀しみを朝方の朝日にぶつけた。

 昼間、コンビニの弁当、ジュースを飲食、この若い中学生位の黒髪の美少女が歩いていた。

 目立つ容姿、目立つ制服、目立つ年齢、目立つギターケース。

 追われる身の嗜みに太い木の枝を椅子代わり。

 ギターケースからギターを取り出し、路上演奏開始。

 強いて言えば、黒髪の長髪は今風も、完璧な美少女に、声をかける気がのらない一徹。

 ギターは演奏中、若い男性が二人、見るからにチンピラ、髪を染め、若者ファション、しかも首筋に刺青、指輪をじゃらじゃら、腕輪をじゃらじゃら、ピアスを4個の派手な外見、しかも色は派手な銀色が最多、他に金色が並ぶ。

 このギター演奏中の美少女、歩くチンピラ二人、この因果律を計算、この歩くチンピラ二人の後ろを歩く一徹。

 ギター演奏中の美少女に、声をかけるチンピラ二人、この後ろから片方の首をとり、締め上げ、落とし、片方は歩くも、背後から一徹の蹴りが金玉二つを直撃。

 一徹

 「悲しいけど、強盗なんだ、財布はもらうね」

 財布を抜き取る。

 演奏中の美少女

 「強盗ですか?」

 一徹

 「そうだよ、悲しいけど収入源なんだ」

 意外そうに頷く美少女。

 一徹

 「じゃあね」

 立ち去る一徹。

 いつもの処理した財布。

 

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