第6話 初めての海外旅行 ⑤

 4日目はもう日本に帰るばかりです。

ゆっくり起きて、朝食を摂ったら、荷物の整理をして午前9時にはチェックアウトの手続きをフロントで済ませました。

空港までの送迎バスが来るまで時間があったので、ホテルのロビーに設置してあった卓球台で卓球をしながら時間をつぶしていました。

そのうち夢中になってしまい、ふと気づくと、一緒のツワーの人達がいつの間にかいなくなっていました。

驚いてホテルの人に尋ねると、もうすでに空港行きのバスは出発したとの事。

私達3姉妹だけ取り残されていました・・・😨Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン


 すると現地の郷ひろみさん似のイケメンの男の人が、「ミステイク」などと言いながら色々連絡してくれました。

そして、彼が車を運転して空港まで連れて行ってくれました。

飛行機の出発時間までには、なんとか間に合いました。

(イケメンのお兄さん、お世話になりました。ありがとうございます<m(__)m>)


 色々ありましたが、羽田空港には無事、夕方到着しました。

そこには、東京に住む叔父さん(父の弟)が迎えに来てくれていました。

そのまま、広島の自宅まで帰るには遅くなる為、叔父さん宅に泊めてもらうことになっていたのです。

叔父さん宅で夕食をご馳走になり、泊めてもらいました。

又、翌日は東京駅まで送って下さいました。

(ありがとう!叔父さん!)

羽田空港に迎えに来てもらった時か、東京駅に送ってもらう時か忘れましたが途中、成城せいじょうを通った時に、「ここら辺に石原裕次郎さんが住んでいる」と教えてもらいました。叔父さんはタクシーの運転手だったので、色んなスターの家に詳しかったようです。あの頃、石原裕次郎さんは大スターだったので、近くまで来たんだと嬉しく思いました。


 東京駅から広島駅、そこから芸備線(ローカル線)の汽車に乗って、それからバスに乗り換えて自宅に帰ったのは夜になっていました。

久しぶりの家で朝まで爆睡しました。

翌日は休みを取っていたので、ゆっくり家で過ごしながら、旅行のお土産など整理しました。

 旅行先で知り合って写真を撮ってくれたヤナセに勤めるサイトウさんですが、現像したら写真を送ってくれるというので住所と自宅の電話番号は伝えていました。

3~4日経った頃の夜、自宅にそのサイトウさんから電話がかかってきたので写真の事だと思い喜んで電話に出たら、「フイルムをカメラから取り出す時、誤って光が当たってしまいフィルムがダメになって写真が送れなくなった。ごめんなさい」との電話でした。消えてしまいそうなくらい小さい声で申し訳なさそうに言うので、こちらの方が申し訳なくなって「ダメになったものはしょうがないから気にしないで下さい」と言うしかありませんでした。きっと電話をかけるのも責任を感じて掛けにくかったんだろうなと思いました。

正直、写真は楽しみにしていたし、色々なところで撮ってくれていたので、自分達のカメラではあまり撮っていませんでした。別行動した時の写真は撮っていましたが数は少なかったのです。

昔のカメラは今のデジカメと違い、フイルムを入れて撮るカメラだったので、撮影後、フイルムを巻いて光を入れない様にするわけですが、ちゃんと戻さず、裏蓋を開けてしまうと光が当たってしまい現像できなくなったのです。

結局、自分達が撮った写真だけが記念となりました。

少ないと思いましたが意外と撮っていました。

 私は、初めての海外旅行(グアム)だったので、1冊のアルバムにその時の思い出のパンフレットなどアルバムに貼れそうなものは全部記念として収めてコメントなども入れてちょっと可愛くおしゃれに仕上げていました。

ところがそのアルバムも、引越しした時に誤って処分してしまったのか、失くしてしまいました。もうガッカリです。

今は記憶にある思い出だけでも大切にしておこうとここに記させて頂きました。


最後まで読んで頂きありがとうございます°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°




  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る