むちゅう

どれだけ歩いたか、

命はあとどれぐらいか、

自分のことも先のことも何も見えない道をゆく。


声は聞こえる。幸福な笑い声と絶望した泣き声。


この声は罠か、それとも…


声の聞こえる方向へ行く。確かめるためにも。

笑い声がどんどんと増える。

泣き声もどんどんと増える。


増えて、増えて、進んで、進んで


幸福も絶望もまだ何も見えない。

でも、自分の■■■■は見えた。

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週間で綴る 水溜 @Mylphia_16

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