第3話 くまちゃんスキルを使う

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マサトン・クマベルク(0)

HP 5

MP 10

筋力 3

防御 2

速さ 2


スキル

虚言癖、ひっかき、睡眠

特殊スキル

ਸੌਣ ਲਈ ਸੱਦਾ

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くまちゃんは、スキルを使ってみたいと思った。発動条件があるのだろうか。

くまちゃんは少し考えると、あの髭面で試すことにした。

怪我してもおそらく戦闘職なので大丈夫だと思う。くまちゃんは、髭面の帰りを待つ。


「ただいまああ、マイキュートベイビー」


やはりこの髭面キスが好きなのだ。ひげに隠れそうな唇を押し付けようとしてくる。

くまちゃんは覚悟を決めて、スキルひっかきを使うことにした。

ひっかきと念じながら、髭面を軽くひっかくその瞬間髭面のひげが引っ掻いたところだけ、きれいに削ぎ落とされていた。


「ひやあああああぁぁぁ!!」


戦闘職とは思えない悲鳴を上げて後ろへ飛び退く。さすがのくまちゃんもこれには驚愕した。


もう少しで髭面の顔まで削がれるとこだった。


「ママーぁぁぁあああ!!」


元髭面はすごい勢いで逃げていった。本当に戦闘職なのかこいつは。

くまちゃんは精度を見るため試しに薪を切ってみた。


「ズバッ!!!」


音を立てて5等分に分かれる薪。どうやらくまちゃんのひっかきはひっかくどころじゃ済まないらしい。

次に睡眠である。ビクビクしてる元髭面に、睡眠と念じてみるが何も怒らない。虚言癖も同じく念じても使えなかった。くまちゃんは満足していなかったが使い方は保留することにした。


この世界には、魔法というものがあると予想できる。なかったらなんのためのMP??ってなるじゃん。詠唱というものがあるかもしれない。

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くまちゃん異世界探検物語 はまちー @tamati

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