行方不明



「あの、、


家の子が帰ってこないんですが、、」


いつもなら帰ってくるはずの子供が帰ってこない、、


携帯も繋がらないし。。



心配になった私は、警察署へと赴いた。


女性警官「家出とかでしょうか??」


「いや。。


そんな事は無いと思うんですが」


女性警官「でわ一応、こちらに記入して下さい。。」



ニュース「えー、速報です。


10代と見られる男女3名が行方不明となっております。


行方不明となっているのは、


守谷美由希さん。


宇津井隼斗さん。


森田拓篤さん。


の3名です。



見掛けたと言う方がいらっしゃましたら、


こちらの番号へ、御連絡下さい。



えー、繰り返しお伝えします。


行方不明となっているのは、、」



「美由希か、、?」


身体の痛みを覚えながらも。


声で目を覚ました。


「あぁあぁああ、、」


「美由希??」


何となくそう思った。



だが、真っ暗で何も見えない。


そこに何かが居るのは分かった。



「くさっ、、」


それに、身動きがとれない。



何かにぶら下がっている様で、


何とか身体を動かすが、腕が痛む。



「いっっ、、」


拓篤は逃げられただろうか。。



拓篤が逃げて、俺も一緒に逃げようとしたが、


頭に激痛が走って、気が付いたらこうなっていた。



ガサ、、ガサ。



何かが来る音がする。


俺をやった奴か??



「早く逃げないと、、」



激痛に耐えながらも動く。


だが、どうにもならなかった。



ウゥウウウヴウ、



異臭が強くなり、近くに居るのが分かる。



「あぁああああ、ああ」


美由希らしき人が何かを話しているが、


何を言っているのかまでは分からない。



ウヴゥウウウヴウ!!


ウヴゥウ


ウッウゥウ



奴が呼吸を荒立てると、


美由希らしき人は声を出す。



「あぁああああ、ああ、、あ、」



俺は察した。


奴は美由希らしき人を襲っていたのだ。



「糞、、!」



動くも。足掻くも、、


何も出来ない。



「糞!!」



美由希らしき人の声が無くなると、


奴は俺の近くに来た。


臭い、、


すごく臭い。



「うわあぁ!!!」



俺は腹部に激痛を感じると、


下へポタポタと垂れる音がする。



腹の中が漁られてる感覚がして、


その激痛を紛らわすかの様に、


異臭が鼻をつき、俺は吐く。



「っうはっ。。



、、美由、希。


拓、、篤」










>>END.欲望のままに











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