たかし君…あれが…出てるよ…

クマとシオマネキ

私と、たかし君と、恋と、出ていふアレ

 私は静根≪しずね≫、友達からシズって呼ばれてるよ。


 今、私の目の前で勉強を教えてくれてるのは、同じクラスのたかし君


 身長175cmで結構イケメン、女子にも人気があるけれど…私だけが知っている秘密がある。


 それは、勉強を教えているつもりでも全然関係無い話をしている事。


 そして…はなげを出しながらどや顔。


 ほかの女子は知らない、私だけが知る顔。そんな鼻毛ドヤる時のたかし君が大好き♥


「1192作ろう鎌倉幕府って昔あったらしいけど、今は無いらしいぜ」


 たかし君、私が赤点とったのは数学だよ、歴史じゃないよ♥


「納豆食べれない子に食べさせる時は和食より洋食に混入した方がいいらしいぜ」


 たかし君、家庭科でもないし、勉強関係無いよ…好き♥


「シズ見てると動物園の地面を思い出すわ、たまに動物のウンコの模型あるよな。」


 たかし君、下品なたかし君も好きだな、私を何だと思っている?


「シズの家の家ってトイレットペーパーシングル?ダブル?」


「え?うちはシングルだよ?」


「やるじゃん、ダブルよりシングル二枚重ねにした方がコスパ良いんだよ」


 たかし君に褒められちった!てへー♥


「シズ、今なにやってんの?」


 たかし君だよ?たかし君が勉強教えてくれるっていったんだよ?正気なの?


「たかし君、私は数学で赤点とったの、だから数学教えてよ」


「算数か、何算?」


「分からないよ、分からないから聞いているんだよ」


「なんでぇー、馬鹿じゃん」


 お前もだよ。


「でも算数って社会に出たら使わないよな、シズは将来どうするの?」


 たかし君のお嫁さん!なんちゃって♥言えないよねぇ


「IT企業でキャリアウーマンかなぁ、素敵でしょ?」


「でもシズ、殆どの教科赤点じゃん?一緒にWEB小説家か炎上配信者になろうぜ」


 さらっと私の成績馬鹿にしたけど…そもそも文章書けないけど?


「小説って…そっちの方が難しいでしょ?」


「大丈夫だよ、とにかく一本書いて、後はお互いの事、大先生って呼べば家族は誤魔化せるよ」


 それは誰が得をするの?生活は?


「生活?近所のコンビニでバイトすれば良いじゃん」


 おい、タカシ!お前、ちょっと表にでろ!親の前でそれ言ってみろよ貴様。


「配信者だって難しいよ…」


「大丈夫だよ、俺がお父さん、シズが小学生のふりすれば子供が何回もクリックする動画になるからさ。シズのプライドがズタズタになるけど、親戚の子がタブレット使っているのを見たら、工場の機械みたいに同じ動画クリックしてたから。一度あのループ入ったら間違いないって。ikakinって書いてイカの金玉、それで小学生の格好したシズでチョイエロ…これ、勝ったわ」


 そもそも、そのループに入るのが大変だと思うけど…それとすぐ消されると思うけど…それと今、たかしを消したい…


「色々考えているんだね…てゆーかたかし君、私と一緒に何かやりたいの?」


「わ、悪りぃかよ…お前、何でもできるだろ…」


 夕日に映ったたかし君の横顔、頬を赤く染めて口を尖らすたかし君。

 口を尖らしすぎて戦闘機の先端みたいになっているね、たかし君はマッハを超えるのかな?あと、夕日の赤とたかし君の頬の赤のコントラストが綺麗ね。

 私に小学生のフリしろだと?その赤に鼻血足してやろうか?


「何にも出来ないよ…でも、たかし君にお願いされたら考えちゃうかも…」


「本当に?何でも?」


 たかし君、何で手が震えてるの?


「シズは、俺の事、どう思う?」


 たまに、こうやってたかし君は意地悪する。本当は私の気持ちを知っている癖に…

 言っちゃう…私…言っちゃうよ?


「たかし君…好「お、俺はシズが家のポットにそっくりで…スゲェどきどきするんだよ…」


「ブフーッッ!?ど、どどど、どーゆー?」


 え?どういう事…ちょっと鼻水出ちゃったけど…


「ほら、今もウチのポットみたいに…水が…シズ…好きだぁ!シズぅッッ!!!」


 ちょ!ちょちょちょちょ!!推し倒しっ!?


 ガタターッ!ガターン!!!

 何と!?多分、私を抱きしめようとした、たかし君は慣れてない事をしたせいでバランスを崩し…


「たかっ!?たかたか!?しっ!?たかっしくん!?」


 私の片腕の手首を掴み、もう片手は床ドン…膝は完全に私のスカートの秘密の花園にめり込んでいる!?

 き、きき、キスか?やば、昼何食ったっけ?確かニンニクもりもり冷凍台湾混ぜそば!?ヤバい!


「シズ!シズ!シズ!?あれ?あっ!?」


 たかし君はバランスを崩し、床ドンしていた手が宙を舞う。そしてその手は、空いているもう一つの私の手を掴んだ。

 すると?…何という事でしょう?

 2人はプリキュ…じゃなくてバンザイポーズで、口と口がドッキングし、目と目、舌と舌、最悪な事に口臭の口臭が通じ合った。


 まるで二人共、向かい合う様にX字で張り付けにされた死刑囚のようだ。顔はお互い真っ赤だが…

 

 更には私の顎まで鼻水というエッセンスを通し、恥ずかしさと死にたさと気持ち良さが混ざりあって私のドM根性とマゾった。


「たか♥ンブっ!」「シズん♥ブチュ」「ンハ♥」


 私のニンニクマシマシ台湾混ぜそば臭が、たかし君を経由した。

 ンフー!ンフー!と荒い鼻息となりて、私の鼻孔をくすぐる精の付く白くてニン憎い奴…頭がバグる程、思ったより臭いっ!


 一応匂いとかどうでも良いが恥ずかしいから離れないと!

 私は足をたかし君の腰部分にホールドして脱出を試みた。

 たかし君も恥ずかしいのか膝で立とうとして腰をガクガク動かした。


 完全にダイシュキ・ザ・シズと教室レイパーたかし2008が完成した。


 その時、ふと気配を感じた…終わった。

 クラス委員のNTRされた男を慰めていくうちに、悲しみ男の子ゲットすると盗っ人キャットメガネっ娘が口に手を当てて青ざめてた…


 私は緊張と長時間つまらない補習のせいで我慢していたアレをビックリし過ぎでちょっと漏らした…


「シジュ!俺に任しぇろ!繋がった!」「うん♥」


 天才たかしが動く…期待してるよ!たかし♥(いきなり呼び捨てーき)


「おおっと!?コ○ラが滑った!!」

 プッシャー!シャッシャッシャッ!


 はぉ!?ほわい!?


 私のスカートの中…捲れてるけど…黒い炭酸の甘いベドべとになるやつをふりかけた…


 まるで自分の漢…ヘソのあたりからコーラ向けてふりかけるTAKASHI。SHINE!


『貴方達!不潔!コーラで避妊出来ると思っているのは昭和だけ!昭和だけよ!この変態カップル!』


 委員長は駆け出した…でも…まぁ良いかぁ…


「私達…付き合っている…事になっちゃったね♥」


「え?そうなの?俺はお前が小便漏らしたと思ってとっさに…」


 は?何言ってんのコイツ?…私は怒りのあまり、スカートというかタイツとパンツをコーラてベトベトのまま、口にコーラを含みキスを無理矢理敢行した。


 ニンニクマシマシ口臭★口移しコーラバリウムの刑に処す♥


「ぶほぉあ!?シブっ!?ボォへ!!シズラァァ!?たしゅげぼぉ!!!」


 美味しいシズラァ!一緒に行こうね♥

 皆も行きなよちくしょぉ!!!!



 そして、たかし君のメンタルは死んだ。

 私は社会的に死んだ。

               終わり



         

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たかし君…あれが…出てるよ… クマとシオマネキ @akpkumasun

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