第2話側用人・木下義郎1
私の名前は
五代将軍、徳川綱吉公の
しかも、牧野様とは違って
そこまでして出世がしたいのかと考える。
元々、野心など持ち合わせていない私だ。
結局、側室は公方様から早々に飽きられてしまったという話だが、
他の
赤穂の浪人共が徒労を組んで隠居した
仇討ちも何も、アレは誰が見ても
そもそも、何故、あの場所で切りかかったのだ!?
しかも、その日は朝廷との大事な儀式の日でもあった。
何故、他の日にしないのだ!
それとも公方様に対しする抗議に意味でもあったのか!?
もっとも、
吉良殿に聞いても「急な事で何が何だか……
取り押さえられ、何とか正気に戻った
怒り心頭の公方様が
目付の
武士として畳ではなく、外の庭先での切腹という屈辱的な場所での腹切りと相成った事は流石に同情するが、それもこれも
だいだい、あんなアホな行動を取る主君を何故止めないのか!
なのに、仇討ちだと!?
逆恨みも甚だしい!
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