タブエモルデゥ―ア

第8話 銀黒宇王

一方、同時刻　黒宇王集結会議場

黒宇王Ａ「小耳にはさんだんだが、たかだが小娘に水の黒宇王（集水丸）がやられたらしいな……」

黒宇王Ｂ「らしいですわね……なにをしていたのやらパタパタ」

「我々の力をもってすればチリにいとも簡単にできるのに……ぱたぱた（化粧水をしみこませる音）」

黒宇王Ｃ「やつは一番下っ端だが

相手は一人しかいなかったんだろう？？」

愛魔「いや、それが黒宇王様……なかなかの手練れのようで……」

「その者がペットを１匹連れていたようでこいつがまた意外にとんでもない力を秘めていたようです…」

黒宇王Ｃ

「それは言い訳だろうが！！もういい、次は我が消し去ってくれるわ！！」

第５話

秘められた想いと、あれには絶対００してはいけない件

無二「放課後にゆきたちに少しお願いがあるんだけど、

私の家には信頼できる人しか基本的に入れたくなくて。」

今日無二ん家の蔵整理をしたいんだけど　

手伝ってもらっていいかな？？」

ゆき「あたしは大事な友達の頼みなら、よろこんで！」

そして、絵美もむしろ楽しみといいながら

３人で一緒に無二ん家に行く事にした。

にぇにぇ「おてんばかいじゅー娘、怪獣みたいにあばれて余計ちらかしたりするなよ？？」

絵美「だれが怪獣やねん！！はらたつわあああっ。

しばらくして、無二家につき倉庫へと向かう一向。

無二「ここなんだけどね！！」

中に入ると、骨とう品や魔法書、みたこともないような呪文がいたるところにあり、主に壺がおいてあるのが目立つ。

無二「じゃあさっそく、始めようかっ」

とほうきやはたきで、それぞれが整理しだした。

無二「ええっと、この魔法書とこのツボの整理は無二がするね！」

「絵美ゆきには、そっちの棚にほこりがたまってるから、それをお願いしていいかな？」

無二は一生懸命、ツボを一定の場所に運んでいる。

その最中、誤って一瞬ツボについていた封がはがれてしまう。

「これでよしっと」

お札を逆さにはり違う所の掃除にとりかかった。

無二にしては珍しく、このときは逆さに貼ったことをきづいていなかった。

ゆき絵美「ふううこれで、だいぶきれいになったね！！」

無二「二人ともお疲れ様っ☆紅茶いれてくるねっ」

絵美「わああっまってました、うちのいきがいっやわあ！」

無二「二人とも今日は、本当にありがとう！！気を付けてかえってねっ」

そして、その晩-----------------------------------

寝室にいた無二が真夜中に突然起きだし、目がいつもにないような状態で倉庫へと向かう。

すると、お札を逆さにはってあった壺の前に立つ。

？？？？？「よくぞ、我の札を逆さにはってくれた。小娘礼を言うぞ。」

するとっ無二の右手の時計を逆さにしたような紋章が光り出す。

？？？？？「汝の奥底にある秘めたる願い、今ここで叶えようぞ！！！」と部屋が一気に光で満たされていく---------------------

その後目はうつろのまま無二の姿が、どこかへ一瞬で消えた。

その後魔物界にて--------------------------------------------------

愛魔「げっへっへえ、まさかこんなにうまくいくとはな！！

しかし驚いたもんだ、この小娘本人から魔物界と契約したいなんて」

「まっ俺様にとっちゃ昇進にもなににもおいしいからいいんだがなあ。」

と小脇に無二をかかえ、城へと向かっている……

「早速裏黒宇王様にご報告だ！！」

２時間後、宮殿裏黒字王の間にて-------------------------------------------------

裏黒宇王「よお、新入り娘。さっそく、お前の本心を聞かせてもらおうか」

無二「はあ・・はあ・・はい。私無二は、人間界よりやってまいりました。」

「裏黒字王さまの元で、生涯お仕えしたく１からここでお仕事させて頂きたく思います」

「また私が目指すものは魔物界一、最強の座でございます。」

裏黒字王「それは、本当だろうな？？」

無二「はい・・心底望む事であり、忠誠を誓います。」

裏黒字王「ならば本当に下っ端からやってみるがいい。」

「だが妙な真似したら、ただじゃすまさねえ。それだけは覚悟しておくんだな！！！」

無二「御意。」

愛魔にさっそく軽く城内を案内されたのち、

愛魔「よし、新入り。魔物界一を目指すとは大きく出たな、、まずは拭き掃除からだ。」

一方、、ゆき・絵美たちはそんなこととはつゆ知らず、いつもと同じ朝を迎えていたのだが------------------------------

ゆきが玄関を出ると、絵美は明るく迎えに来てくれていた。

絵美「おっはよお！！ゆき、昨日はよく眠れた？？」

ゆき「ううん、なんだか胸騒ぎがして。

あんまり寝れなかったんよ」

絵美「それって・・何、食べ過ぎ？？胸やけ？」

ゆき「いやっそうじゃないんだけどね・・・笑」

「あれっ無二は？？一緒に来てないの？」

絵美「うん、もしかしてもう学校向かってるんちゃう？？と思うねんけど。。」

そんなこんなで、桜魔学園につき、

その日も授業を受けようとするのだが

無二の席には、誰も座っていない。

すると---------------------------------

担魔「ええっと・・みなさんにご報告があります。

ご家庭の事情で、笹島無二はしばらく学校をお休みするそうです。」

クラス全員「えええええ・・・どうしたんだろう、、無二ちゃん…心配だなあ、、」

そして、その日の放課後

ゆき「絵美に今日無二ん家いってみない？？あたし、やっぱり心配で。」

と絵美にふるとうちも同じ事考えてててん！！と話がまとまり、

絵美「それに、いつもは憎たらしいやつやけどにぇにぇのやつも、おらんときになるし…。」

ゆき「なんだかんだで無二、にぇにぇコンビ大好きやもんね！！！実は、寂しかったりして？？」

絵美「そ、そんなんじゃないしっ　う、うちはただ。。全員いつもどうりがいいかなってさ。」

そんな二人の帰りぎわに、一本の通信棒から着信があり、

空中にまつさんの映像が、映し出された。

マツ「ゆきっ絵美！！あんたたちさがしたよっ

ちょっと大変な事がわかってね！」

ゆき「まつさん！！？どうしたの？？」

マツ「あの無二って娘の・・腕にある時計を反対向けにしたようなのわかるかい？？」

ゆき「うっ、うん…」

まつ「まだ、あの反時計には謎多き代物なんだが、、

マツ「あの子の家系は代々それはそれは、実は禍々しいほどのエネルギーそれも、

魔壊術とよばれるエネルギーの家系でね。」

「あちきが古代のとある時代にさかのぼっていた時、無二のご先祖の無一という一人の男性と知り合ったんだが、

どうやら、ある時その禍々しい魔壊術を使って、村を壊滅させたことがあって。」

「それこそ地獄絵図だったんだけどね・・そうして何代にもわたり

まわりから煙たがられ、人から恐れられてきた一家になっているらしい、、」

ゆき絵美「そ・そんなことがあったんですか。。けどそんなの無二には関係ないし！！」

「無二は、無二。あたしたちの、大事な友達だもん。」

ゆき絵美「それにあたしたちは、無二のこと信じてるから！！！」

まつ「あちきが今伝えられるのはこれくらいだけど、

何事もなけりゃいいんだけどね。気を付けて」

と言い残し通話を切った。

そうこうするうちに、無二家につきインターフォンを鳴らすと、無二の母親が出て

有愛「ごめんなさいね、、あのこったら昨晩からどこさがしても見当たらなくてっ」

「なにか分かったら、ゆきちゃんたちに教えるわねっ」

絵美「無二の身になにかあったんじゃ？？」

その頃、黒宇王城場内では------------------------------------------

愛魔「よし、城内の掃除もきれいに出来ているな、

そろそろ次の仕事にかかってもらおうか…」

と無二に教え込んでいる。いっておくが、

俺様の指示も黒宇王様の指示も、絶対服従！！！そしてなにがあっても上の立場のものに、

切れてはいけないからな。俺たちのいう事が絶対だ。」

「にしても、新人無二め、かわいいやつだ…。）

無二「愛魔先輩についていきます！！ご指導願います！！！」

にぇにぇ「無二に、今頃ゆきたちどうしてるかにぇ。。ゆきたちもきがかりにぇ。。」

とどこか心配そうな愛くるしい表情をしている。そして愛魔から

次の指令を言い渡されるのだが・・

愛魔「次は、黒宇王様の一人と人間界の村を制圧してもらう。

この仕事は大変重要で、おまえにとっては成し遂げた暁には昇格の可能性もある。」

無二「そんな重要な仕事を、私めにありがとうございます！！

この無二気合いれて、ついていきます」

愛魔「今回の黒宇王様は、銀のお力を持っており、人間界制圧をするのと同時におまえの、お手並み拝見と行こうか。」

「かわいいやつめ、期待してるぞ。」

その後

まず銀の黒宇王と共に初出勤する。

銀黒宇王「おぬしが、無二という娘か。もともとは、会議で渦の黒宇王が出勤する予定だったんだが、ちと

予定が変わり　わしが新人といくことになった。」

「なんにせよ、わしのいう事は絶対だ。

お前より上には何があっても逆らってはいけない！！わかったなっ」

「お前が得た金銭的利益は全部わしのものだ。まあ、態度次第では少しは褒美をやってもいいんだぞ。」

「ちなみに、まだ制圧の仕事は慣れていないんだろう？？」

無二「はじめまして。まだ見習いですしご迷惑おかけするかもですがよろしくお願いします」

銀黒宇王「かたっくるしいあいさつなどいらん！！さっそくだがもうでかけるぞ」

そして、人間界のナイソンナ村に、到着しまず

部下が手本を見せるといいつつ町中に愛魔を放った。

すると、

人間たちが（うわああああ・・・魔物の群れがせめてきたぞおーー！！！と一斉に避難し、町はパニック状態に陥った。助けてえーーーと

逃げ惑う人たちで、多くの人が負傷し建物も破壊されていった。

銀黒宇王「わしが手本を見せる…ぐおおおおおおおお銀塊円陣！！！」

そう言い放つと、人々が一斉に銀で固められていった。

無二「さすがです銀黒宇王様っ」

銀黒宇王「おぬしもセンスがありそうじゃ、一発なにかしてみい。」

無二「今日は、え、遠慮させていただきます。」

銀黒宇王「…ちっ、つかえないやつめが…」

そんなさなか、、偶然無二は以前助けた、シャーベットを街中でみかける。

シャーベット「え、、えっ、、なんで……。ここで一体なにをしてるんですか、無二ちゃん…」

「無二ちゃん、私の事助けてくれて、すごく無二ちゃんには恩があって、それに

私のあこがれなのに…」

無二内心：私が魔物界最強になりたいからここにいるなんて・・とても言えない。一体どうすれば……

そうこうしている間に、なんとゆきや絵美までシャーベットを見かけ、駆け寄ってきたのだ。

ゆき＆絵美「シャーベットちゃ…え、、む…

無二？？なん、なんでここに…」

第一部完