アイスコーヒーと言えば

 近年、コーヒーを飲む機会はほとんどありません。

 特別コーヒーが嫌いだとか、飲みたくないという事はなくて、

 どちらかと言えばコーヒーは好きですし、昔はよく飲んでいました。


 自分が最もコーヒーを飲んでいた時期は、多分高校生ぐらいの頃です。

 中学生ぐらいから、頻繁にコーヒーを飲むようになりました。

 中学~高校の頃って、人生で一番、背伸びしたくなる年頃だと思います。

 出来もしない事を出来ると言い張ったり、寧ろ出来るかどうかも分からず、

 自分の限界や能力を把握できていない、という例も多いでしょう。

 それで失敗を繰り返して学ぶのが、成長するという事かも知れません。


 ちょっと大人な飲み物、コーヒーに憧れて、

 そればかり飲んでいたのが中、高校の頃の自分です。

 苦い飲み物は大人の証、そんな風に感じていたかも知れません。

 缶コーヒーを片っ端から飲み、友達とあれが美味いこれはダメだと色々話し、

 また飲み比べたり、美味しいものを教え合ったりしたものです。

 因みにですが、自分が特に好きだったのは、

 ジョージアのエメラルドマウンテンでした。


 二十歳を過ぎて就職。

 職場にはコーヒーメーカーが置かれていました。

 この時も、毎日の休憩時間に、またお昼時など、

 いつもコーヒーを飲んでいた気がします。

 市販より安価で手軽な、こういうものを飲む機会が、

 大人になって増えていったように思います。


 若い頃は気付いていませんでしたが、コーヒーって、

 飲むとすぐトイレに行きたくなるんですよね。

 利尿作用といいまして、夏場に体温調整するのに有効です。

 トイレに行けば体温が少しだけ下がる。

 夏に冷やしたアイスコーヒーを飲みたくなるのは、

 この利尿作用を自然と体が求めるからかも知れません。

 麦茶にも同じ利尿作用がありますので、

 より手軽な麦茶の方を採用する人が多いでしょうけど。


 この利尿作用、トイレに行きたくなる、コーヒーにその効果がある、

 という事実を知ったのは、いつだったでしょうか。

 二十歳は過ぎていたと思いますが、定かではありません。

 それを知って、言われてみれば確かにそうだなと頭で理解した頃から、

 外でコーヒーを飲むのを避けるようになっていったと思います。

 急にトイレに行きたくなっても困る。

 家にいる時ならともかく、そんな状況下では飲めませんよね。


 好みの問題というより、頭で避けるようになった。

 それが、自分が徐々にコーヒーを飲まなくなっていった一番の要因です。


 皆様はいかがでしょうか?

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