7.エロ無しBL。

 私はエロ描写が書けない。

 だからエロ無しBLを書いている。


 だが私は「BLはエロありき」という認識なので、あんあん・パンパン……等は書かないまでも、おそらくいるのだろう、という匂わせ表現だけは書いている。



「寝室へ向かった」「○○(人名)の上にまたがった」……的な。



 BLというには、少々生温なまぬるい表現だとは思うが、「BLは苦手」「BLは読まない」と公言されている方から、何度か「○○(私のエブリスタでのアカ名)さんのBLは好き」「普段、BLは読まないけど、○○さんのBLは読める」と言っていただけたことがある。



 これ、凄く嬉しい。

 ほんと、めちゃくちゃ嬉しい。



「書けないから」っと開き直ってはいるものの、エロ無しBLをBLとして投稿していいものか、常に悩んでいる私にとって、嬉しすぎる言葉だった。


 BLが苦手な方に読んでいただけるのは、本物のBL好きさんに読んでいただけるのとは、また違った嬉しさがある。



 認められた!



 というと、大げさかもしれない。

 でも、これでいいんだ、という自信になる。



 私はこれからも、エロ無しBLを書いていく。



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