●あるある話 その1 ごうにいってはごうにしたがえ

 某掲示板のノリで送るゲーム業界あるある話。この先も出てきます。

今回のテーマは、熱量との付き合い方です。

以下、プランナーをPL、別プランナーを別PLで進みます。

とあるカルト集団に潜伏した警官が、信者になって取り込まれてしまったことがあるように、熱量との付き合い方は気を付けた方がいいですね。


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PL「美少女格闘アニメのプロジェクトにアサインされたぞ! しかし、作品をカバーしてないから勝手が分からんな…」

別PL「資料はここにあるぜ」

PL「ありがとうございます…って、アニメ本編はどこに?」

別PL「Blu-rayならあるけど、そのPCって再生できないよな。再生用のデバイスはないし…」

PL「あ、Amazonプライムにあったから、それで履修しますわ。しかし、話数のわりに結構キャラいるんスねぇ。見た目だけなら…この娘がいいなぁ」

別PL「うわ、〇〇かよ、マジかwwwそれ変人すぎて不人気キャラだぞwwww見た目だけのクソキャラwwwww」

PL「へえ、そうなんですか。まあ感想は人それぞれやし、趣味が合わない他人の意見ほど参考にならんもんはないしな。話半分が1番や。さっそく鑑賞せにゃ!」


PL「しかし、版権ものは鬼門やなぁ…。キャラと物語の理解度あげなきゃキツイし、人より履修時期も遅れてるし、ついていけるか不安や…」

PL「まぁ相性があるにせよ、作品のファンやアニメ会社さんに粗相がないようにしないといけんし、とにかく見てみるかぁ」


~アニメ鑑賞後~


PL「何故俺はこのアニメをスルーしたんや…。めっちゃ面白いやんけ!」

PL「3話の主人公ちゃんの技をアプリで再現できたら最高やな…! ガチャ用にメモっとこ」

PL「〇〇様は言動こそ変わっているが、中身は逆に信念を貫き通す熱いキャラだった…推せる…やはりおっぱいは正義」

PL「さてと…、総集編の映画を見に行かねば」


PL「別PLさん、アニメ見ましたよ。〇〇様、超いいじゃないですか。俺は好きですねぇ。スープレックスきめられたい」

別PL「えー、マジで? あんなの好きなの、センスねぇな。ていうか好きになるポイントなくね?」

PL「俺はライバルポジのキャラに惚れる宿命を背負ってるんで、逃れられんのですよ。まぁ、そうでなくても5話のドーバー海峡での修行の下りとか最高じゃないですか。あとは10話でチャンピヨンにK.O.負けしても諦めずに闘志を持ち続けている姿に痺れましたねぇ」

別PL「いやいや見た目と声だけで釣ってる変人キャラじゃん。マジレス乙wwwww」

PL「お、おう…。ちなみに別PLさんの推しは誰です?」

別PL「いるわけねぇじゃん。俺そもそも萌えアニメ嫌いだし、お前みたいなキモオタじゃねぇし」

PL「キモオタなのは否定せんけど、このアニメはどっちかというと萌えじゃなくて燃え…」

別PL「ほんと、キモオタ相手なら、人気キャラかエロ系衣装出しておけば売れるから楽でいいよな」

PL「失礼な、性能も重視…まぁ、推しのためなら悔しいけど回しちゃうわな…オタクの悲しいサガや。せやかて別PL、お前のやってるアイドルゲーだって、まさに同じ穴の狢やないか。普通に水着ガチャやってるやんけ」

別PL「これ一般向けなんだけどwwww超健全でユーザーの男女比半々だしwwwwwキモオタ向けと一緒にすんなよwwwww」

PL「えー…?」


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