第2話 即死。そののち、土下座。
「や、やあ。ま、また会ったね。」
目の前で数十秒前に俺を転生させてくれた女神・ノルン様が苦笑いをして立っている。謎の安心感を覚えるとともに目からは涙があふれてくる。
「俺の、異世界転生、もう、終了した…。。。俺の人生、いいことなんてなかった…。」
「ちょっ、ちょっと待って、大丈夫、大丈夫よ。あなたは生き返れるわ。そう、生き返れはするのよ、………だけど、だけどちょっと…。」
「えっ!生き返れるんですか!本当ですか!神様仏様ノルン様!なんて天使!」
「そうそう!天使のようであるこの私によってあなたは生き返ることができます!詳しく言うとツバキには【再生】っていうスキルがあって~、それのおかげで生き返れるのよ。」
「チートきたあああ!」
夢にまで見たチート。俺はこのスキルで俺最強になってみせるぞ!
「いやチートではな…いや、なんでもない。そうよ!チートよ!この美しい女神を崇め奉りなさい!!」
「ノルン様!!」
「あっ、でも~、ちょっと問題があって~、生き返るのは最初の転生先って決まっているんだよね。。。」
「えっ、ということは…」
「そう、あの角生えているの魔王なのよね。いや私なら魔王くらいちょろいんだけどね?レベル1のあなたはちょっと。。」
「い、いや次は大丈夫です!なんたって俺にはチートがありますから!」
「……いや~、言いにくいんだけどね、そのスキル無限に生き返るしかできないっていうか~、それじゃ魔王に勝てるわけないっていうか~、、、」
「マジ、すか、、」
「いやでも無限に生き返るのってすごいのよ!生物みな命一つなところを人間h……」
序盤からなんという壁。壁というかラスボス。レベル1実質ゾンビな俺が魔王をどうにかできる気がしない。かくなるうえは……。
「ノルン様!だいじょうぶです!生き返らせてください!俺に秘策が!」
「えっ、本当!?私も世界一かわいい女神といえど申し訳なかったのよね~、まさか転移設定のし忘れでランダム転移になるなんて思わなかったし。」
「は?おまえの職務怠慢のせいで俺は殺されたのか?ワクワクをかえせ!」
「うるさいわね。急にこの女神ノルン様に対しての言葉遣い悪くない?あなたが急かすのが悪いのよ。しかも魔王城魔王前なんてアホ場所引くし。私は悪くなんてないんだからねっ!!」
「ノルンこそ言葉遣い悪くないか?最初のかわいい女神を返せ!いや、ちょっとまて。最初からおまえ態度悪かったな!そういえば!」
「この女神を呼び捨てにしたわね!さっさと行っちゃえ!このアホツバキに祝福を!」
「おいちょっと待てノルン心の準備が…」
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目を開けるとやはり前には魔王。くそっ、駄女神め!
「きさま、また現れやがったな!この人間め!何度でも殺すまで!」
やはりぶちギレである。どうして。いやそんなことよりもっ!
「魔王様!仲間にしてください!!!」
俺は土下座した。
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タイトル回収。秘策・土下座。Japanese Soul。
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女神は適当な性格、主人公はリアクションすごい系いめじしてます。
魔王様!仲間にしてください! 没落。 @B02raku
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