第22話 FILE01 女学園バラバラ死体事件-14(エピローグ)

==Side 天ヶ崎 数也==


 今回は失敗っだったね。

 アプリのチートツールは良い隠れ蓑だと思ったんだけどなあ。

 そこまで彼は気付いたかな?


 ……彼らが「組織」か。

 本当に記憶が消えないらしいね。

 厄介だ。

 実に厄介だよ……ふふふ……。


「あら珍しい。

 数也が笑うなんて。

 何か楽しいことでもあったのかしら」


「僕はいつも笑顔だよ」


「笑顔を作るだけで、笑わないでしょう?」


「こいつは手厳しいな」


 あの二人、また会う気がするね。

 今度は僕の恐ろしさを教えてあげられるといいな。

 ふふふふふ……。



【後書き】

第一の事件はこれにて解決です。

ここまでおつきあい頂き、ありがとうございました。

反響が大きければ続きを書きたいと思いますので、ぜひ高評価をお願いいたします。

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異世界帰りの魔王経験者、殺人事件を強引に解決する 遊野 優矢 @yuyayuya

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