強盗襲撃失敗!

katsumi

第1話 前編

俺は犯罪に手を伸ばして生きる男だ。と言ってもいろいろな犯罪があるが


俺はその中で強盗をしており生活している。金銭を盗みそれで細々とだが生活しているプロの強盗。


主に襲撃対象者は老人だ。俺は老人をターゲットに強盗を繰り返している。


老人はだいたい金をため込んでいる。タンス預金をしている老人もいる。


俺からしてみれば好都合な話だが、なんであんなことをするんだろうなって思うよ。


それで少し俺の話をするとね。もともとは俺だってちゃんと普通に会社に就職して働いていたのだ。


でもね、俺がこんな事をするのは真面目に働くのがバカらしいと思うようになったからだ。


だって真面目に働いたってホメられるわけでもなく、俺が資料の確認作業怠ったくらいで上司に怒鳴られるわ、下のやつに笑われるわでいいところがない。


何?それは仕事ができない自分のせいじゃないかって?まぁ一理ある。

でもそこは人のせいにする。


だから、俺はダメなんだって?まぁそれは言われても仕方がない。本当の事だから。


それで、結局は上司に注意されたからって腹を立ててね、殴ってしまった。


最悪だねって声も聞こえてきそうだけど、俺ってそんな奴なんです。

なんとなくわかった?


それでね、そんなことをしたわけだから、会社は当然クビになる。


警察からは初犯だからっていうので執行猶予はついたんだけど、それでも

明日になれば腹が減るのは変わりない。


もちろん親戚には見放される。だからどうしようかと思ったときに強盗を始めようって思った。


いざでも始めようと思ったとき最初はそりゃ緊張したし、失敗したらどうしようなんて考えてた。


でも失敗したら今度こそ俺もヤバイなって、思ってさすがにその老人の家を調査した。


最初に狙ったのは家にババアいて旦那不在っていうパターンを狙ったんだ。


そしたらさこれが上手くいっちゃってさ、お金を盗むことに成功できたわけよ。


後ろからババアの家に侵入してねそれで刃物をチラつかせて金を出せと脅したら素直に金を出してくれた。


いやぁ、これが最初の犯罪だったんだ。だって見事成功したんだよ。ちょっと嬉しかった。


それと他人の命はさすがに取りません。だって血とか怖いし、白目向いて相手が死ぬとか俺は苦手である。


とにかく金さえ近くにあればいい。それだけ思っていた。


えーっとそれで、―――


ー続くー





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