第9話 マヤその3

作ったと思うと何か不思議。しかし急な階段だなぁー。これじゃぁ転げ落ちちゃうよ。いけにえか何かを転げ落としたと言うような話を聞いたことがあるぞ。元気なうちに登ってしまおう。やーすげー急。どういうつもりで作ったんだろう??上を見ずに黙々と登る。途中横を見ると...、うぉー、一面ジャングル。スゲェー。頂上で改めて周りを見渡すとやっぱりすごい。どこを見てもジャングル。これは絶景と言っておこう。必死に自撮りをしているとお兄さんが撮ってくれると言う。頂上の角に立たされる。怖い。ただでさえ立つところが狭いのに...。足がすくむ。顔を引き攣らせながらパシャ。良い写真が撮れました。引き続きカメラを変えレンズを変え激写。転げ落ちたら命がない。緊張しっぱなし。しかし快晴の空とピラミッドがとってもいい感じ。もういいだろうと思い下へ降りる。ジグザグに降りていくと楽ちん。両手両足で仰け反りながら降りていく人が多い。次は競技場。古代の競技場で勝者が首はねられたって聞いている。かなり大きかったなぁ。暑くてもう限界。終了しよう。店で水を買う。N7ドル。おっとチャックモールを見るのを忘れた。絵はがきを見て場所を確認して出発。厳しい。建物の上にあるらしいが上に上がれない。残念。帰ろう。出口に向かって歩いていると…、あれ?見てないピラミッドが出現。ありゃ道間違えちゃった。これも修行か。元来た道を戻る。やっとこさ入り口に到着。さっき買った水は飲んじゃったのでまた水を買う。1リットルしかなくN15ドル。アイスも買う、N17ドル、アイスがうまい!ツアーガイドのお姉さんと会う。バスの出発まで1時間だと言うと3階がピラミッドに登れるわと言う。ムリムリ...そんなガッツ残ってないな〜。土産物屋を物色。マヤグッズがたくさんだが見るだけにする。魚、 安い、貧乏プライスと口々に叫ぶ。わかったわかったもううるさいぞ!みっちり練り歩く。今度はツアーガイドのお姉さんを見送る。カリフォルニアから来ていてとっても元気。世界のどこかで会いましょうと言って別れる。まだ時間があるので土産物屋の男の子と話す。何人か聞くので聞き返してみるとマヤ人だって。マヤ語をしゃべれると言う。マヤ語をレッスンしてもらうがよく分からない。100円ショップで買った目覚まし時計を見ていると、何だか気に入ったらしい。アラームを聞かせてくれと言うので聞かせるとなんだか喜んでいる。何かと交換しようと言い出した。ぜひ交換したかったけど俺にとっては大事な目覚まし時計なので諦めた。残念。バスが来たので握手---

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